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アナウンサーの「夢」実現 四日市出身メ~テレの松崎杏香さん  明日8月9日に四日市から生中継

YOUよっかいち

メ~テレのイメージキャラクター「ウルフィ」の前でポーズをとる松崎さん=名古屋市

 幼いころから憧れたアナウンサーになる夢を叶えた四日市市出身の松崎杏香さん(23)。メ~テレ(名古屋テレビ放送)の朝の情報番組「ドデスカ!」に出演し、東海地方の魅力を伝えている。

 小学生のころから児童会活動などマイクを手にする機会が多く、人前で話すことに物怖じしなかった。四日市メリノール学院高校(四日市市平尾町)時代に、生徒会副会長を務め、東日本大震災のボランティアに参加。3年生の時、三重県で開かれた全国高校総体の実行委員を経験した。

 関心を持ったことには次々に挑戦し、地元の小さなイベントやコンサートの司会も務めた。声で伝える経験が、アナウンサーへの明確なビジョンにつながった。

 上智大学に進学後、アナウンサースクールに通い、テレビ朝日学生キャスターなどにもチャレンジ。アナウンサー1本に絞った就職活動では、エントリー用の動画や写真を撮影するため、東京と四日市を毎週往復していた。アナウンサーになるという強い意志を知った家族は、早朝から夜遅くまでとことん撮影に付き合ってくれたという。

 東海地方の放送局を希望し、メ~テレの内定を得た。昨年4月に入社し、研修を経て7月、高校野球の取材を担当した。スポーツに疎く、野球のルールは難しいと思ったが、先輩など大勢の人に一から教えてもらい、夢中になった。9月にはニュース番組デビューし、父からは「職場で同僚と見た」、母からは「無事時間内に収められてよかったね、最後までドキドキして見ていたよ」と連絡があった。

 10月から「ドデスカ!」のお天気コーナーで、街中での天気の生中継や、東海地方の旬の食材を収穫・調理し、紹介する「やればできる旬感めし」をティモンディ・高岸さんと担当。旬の食材に触れることや、高校野球の魅力を知るなど、「アナウンサーにならなければできなかった体験」に心を躍らせているという。

8月は四日市から中継 毎週金曜「地元愛」大切に

【8月2日金曜の四日市からの中継の様子(写真提供:メ~テレ)】

 早朝の生放送や高校野球シーズンでゆっくりと帰省もできないが、同番組のお天気コーナーで8月は毎週金曜日、四日市市から中継する予定。「四日市の人にメ〜テレや『ドデスカ!』をもっと知ってもらい、東海地方の人に四日市を知ってもらえる貴重な機会」と楽しみにしている。「地元愛を大切にし、東海地方の人に信頼してもらえるよう、一歩ずつ頑張っていきます」と笑顔で語った。松崎さんは、インスタグラムでの情報発信にも力を入れている。

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