「危険な高血圧」以外の高血圧には降圧薬の方がかえって危険!?【薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる】
薬による20以上の降圧はかえって危険
現代では、低すぎる設定数値によって高血圧患者が「増やされている」状況です。「血圧は160/100mmHgまで治療の必要はない」と主張しているのは、東海大学医学部基礎医学系の大櫛陽一教授。
大櫛教授の研究によると、年齢別に死亡率を見たときに、最高血圧が160を超えると死亡率はグンと上昇し、180以上になると一気に跳ね上がりますが、最高血圧が160未満までは男女ともに、全年代で総死亡率は一定という結果が出ているのです。
さらに大櫛教授は、薬による過度な降圧は危険であると主張。「薬物による降圧は20程度に抑える必要がある」と語っています。
こうしたことからも、「高血圧は重大な病気につながる」といわれるときの「高血圧」に該当するのは、「年齢+90」以上で、かつ 160 以上の場合。それ以下なら「薬を飲まないと死亡リスクが高まる」などと心配する必要はありません。むしろ、薬による副作用を心配すべきなのです。
160/100mmHg までは薬の必要ナシ? 死亡リスクが高まるのはどこから?
160mmHgまでは死亡リスクは高くない
上の血圧が年齢+90 以上で、かつ160mmHg 以上なら病気が潜むリスクあり。
医療機関を受診しよう!
【POINT】
160mmHgまでは、死亡リスクは一定。薬で20以上下げるリスクのほうが大きい
【出典】『薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる』著:加藤雅俊