四日市で田んぼアート見学会、楠町との合併20周年記念、かき氷など用意
三重県四日市市楠町で7月12日、田んぼアートの見学会が開かれた。今年は四日市市と旧楠町が合併して新市になって20周年で、絵柄もいつもとは違った記念モードに。会場では地域の人がかき氷や綿菓子をサービスした。
同町南川地区の鈴鹿川派川の堤防沿いにある田んぼで、約625平方メートルの広さ。堤防の上から見ると絵柄が見やすい。通常のコシヒカリの緑の葉の中に品種の異なる稲を植えて、紫、白、オレンジの3色で「20th四日市くす」の文字を描いた。数字の「0」は町内の吉崎海岸に産卵のために戻ってくることが望まれるウミガメを白く描き、その中には旧町章を描いた。
5月に田植えをし、その後、手入れをして整えてきた。楠地区まちづくり検討委員会が中心になって、フジアルテ株式会社、四日市市などの協力を得て開いた。40人余が集まった開会式では、森正一会長が「合併20周年で、いつもとは違う図柄となりましたが、どうぞ、お楽しみください」などとあいさつ。稲の葉が伸びると図案の輪郭も崩れていくが、あと1カ月ほどは見ごろではないかという。現地は新大正橋南から側道へ入ったところ。ナビでは「四日市市楠町南川242-4」で設定すると便利だという。