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【座間市】特別養護老人ホーム「栗原ホーム」が県福祉大会で最優秀賞 食品ロスの取組が評価

タウンニュース

食パンの耳をタルト生地に活用した「ミカンのタルト」と野島理事長(左)、管理栄養士の増田さん

座間市栗原中央にある特別養護老人ホーム「栗原ホーム」(野島徹理事長/施設長)が第22回かながわ高齢者福祉研究大会で最優秀賞を受賞し、11月1日(土)に横浜市で行われる神奈川県主催の介護フェア内で表彰される。

かながわ高齢者福祉研究大会(神奈川県社会福祉協議会主催)は、県内の高齢者福祉に関わる取り組みを発表し、ともに学び合うことを目的に行われている。

栗原ホームは、食品ロスの取り組みについて、管理栄養士の増田真希子さんが発表を行い、本戦に出場した36施設の中から最優秀賞に輝いた。

栗原ホームが発表した演題は「特別養護老人ホームにおける食品ロスゼロへの挑戦」。同施設では、特別養護老人ホームと2カ所のデイサービス施設で直営方式の食事を提供している。その中で、近年問題となっている食品廃棄について、同施設では約2年前から取り組んできた。廃棄されていた食材を再利用したこれまでの取り組みが評価された。

食パンの耳はタルト生地に

最初に行ったのは、1カ月間に廃棄されている食材の調査。その結果、野菜類・食パンの耳・出し殻・茶殻はすべて再利用できることがわかった。野菜はふりかけ状の「ご飯のおとも」や「餃子」「お好み焼き」にアレンジ。茶殻はパウダー状にして「パン」「団子」「お茶佃煮」にしている。また、高齢者には食べにくいため廃棄されていた食パンの耳は、「フルーツタルト」や「クッキー」の生地として利用。また、調理不可とした野菜もエキスを抽出してスープにしている。

増田さんは「2年ほど前から食品ロスに取り組んできた。食事の提供をセントラルキッチンや委託にせず、直営の厨房があるからできること」と取り組みの成果を話す。野島理事長は「介護に直接関わる取り組みではないことで評価されたのはとても嬉しい。施設の利用者が前向きに、ご自身の生活を楽しめる取り組みを行っていきたい」と喜びを口にした。

表彰式は11月1日、新都市ホール(横浜市西区・そごう横浜店9階)で実施される、神奈川県主催の介護イベント「介護フェアinかながわ」の中で行われる。

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