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釣りの安全と豊漁を願い茅渟神社へ参拝【大阪】釣り人にとっての癒しの空間

TSURINEWS

茅渟神社にあるクロダイの像(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

学問の神様、料理の神様、スポーツの神様など、拝みたい神様は人それぞれ。特に我々クロダイ師にとってはこちらが総本山ではないでしょうか。大阪のフィッシングショーを見学した翌日の2月5日、泉南市の茅渟神社へお参りしてきました。

茅渟神社とは

茅渟神社の創建は平安時代。現在の社殿は400年前に再建されたもので、今は全国のクロダイ師が名前に因み、釣行安全と大漁祈願に訪れる神社となっています。

釣りの他にも家内安全、商売繁盛などの御利益があり、11人の神様がお祀りしてあるそうです。

記憶を辿りながら神社へ

実は6年前にも訪れたことがあり、その記憶を辿りながらの今回の参拝です。

南海本線の樽井駅で下車。朝から降っていた雨も上がり、濡れる心配もなくひと安心。駅前から真っ直ぐ延びる坂道を歩きます。

最寄りの駅
(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

10分ほど歩いたところで右へ曲がって住宅地の中に入り、確かこの辺だったよなと周りを見渡すと、屋根の向こうに木立を発見!確信して向かって見れば茅渟神社の看板がありました。

神社の看板(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

大きなクロダイがお出迎え

入り口を入ったところで左側を見ると、大きなクロダイの像がお出迎え。まだ新しそうな黒光りする姿は存在感抜群、これを見ただけでテンション爆上がり!撫でただけで御利益がありそうです。

ちなみに、クロダイの別名チヌは、昔の大阪湾一帯が茅渟の海を呼ばれていたことに由来します。

クロダイの像(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

チヌの豊漁をお願い

先行してお参りされていた地元の方と挨拶を交わした後、まずは手水舎で作法にならって両手を清めます。鳥居をくぐり、まっすぐ拝殿へ。

神社の鳥居(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

3日に行われたの節分祭の後ということに加え平日の午前中とあって周りは全く静か、荘厳さを感じます。

お願いすることといえば言うまでもなくチヌの豊漁!今年もより良型を、より多い枚数を安全第一の上で挑みたいと思います。それと忘れちゃならない家内安全。家族の理解あっての日々の釣りですからね。

豊漁と家内安全を祈る(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

境内には摂社として女性の神様の市杵島神社、伊勢神宮の遥拝所があり、こちらにもお参りをします。

静かで荘厳な空間

一通り見て回った後、境内の真ん中に立ちしばしの瞑想。神社全体が釣師を守ってくれている、そんな不思議な感覚を覚えます。静かで荘厳な雰囲気の中、このまま1日いても安心できる空間にいる気持ちです。

話を聞いてみる

このまま黙って帰るのも惜しいと思い、神社の方の話を聞いてみることに。社務所のインターホンを鳴らすと、しばらくして女性の方が窓を開けて対応してくれました。

物腰柔らかく親切な対応にほっこり。大阪市内からも距離があるにも関わらず釣り好きの方がよく来られること、魚が釣れた話をすると皆さん子供のように無邪気になることを笑いながら語ってくださり、今の私もそうなのかなと少し照れくさくもなりながら話が弾みます。

お守りをゲット

窓越しのカウンターの上にはお守りがズラリ。釣りの安全から交通安全、縁結びまでいろいろあります。

豊富なお守り(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

選び迷ったあげくチヌの形をしたキーホルダー型のお守りを自分用と釣友の分も購入。

キーホルダー型のお守りをチョイス(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

さらに隣に置いてあった絵馬も気になり、願いを書いて飾らせてもらいました。

絵馬に願い事を記入(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

今回はできませんでしたが、釣竿で釣り上げる“ちぬみくじ”なるものも用意があればチャレンジしてみると面白いです。

参拝を終え、気分がすっきりしたところで改めて釣りは安全第一、マナーを守って楽しくを実感する良い機会となりました。

大阪府泉南市、茅渟神社。そこは釣師のための癒しの空間でした。

<かにおけ/TSURINEWSライター>

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