「え!あれ全部そうなん?」 四日市市・中央通りにムクドリの大群 ふんや鳴き声が課題に
「うわ、すごい数」、「あれ全部そうなん?」などと空を見上げた人が思わず声に出さずにはいられないほどの迫力は、四日市市街地に毎年飛来するムクドリの群れ。中央通りの再開発などで街の未来への期待が高まる中、ふんや鳴き声が今も課題となっている。
ムクドリは今年も7月ごろから飛来。通り沿いやスケートパークのある「ニワミチパーク」にもふん害が直撃し、夏休み期間中にも関わらず臨時閉鎖せざるを得ないほどの問題が生じた。鳴き声とともに、地面にボタボタと音を立てながら降り注ぐフンが、家路を急ぐ人を悩ませていた。
【徐々に集まりだすムクドリの群れ(10月4日午後5時20分頃撮影)】
四日市市が数年前から取り組んできたタカでの「追い払い作戦」などの対策や付近の工事の影響もあって一時は数が減ったように見受けられたが、再開発でクスノキが移植された今は、「より密度が高くなったのでは」という声が聞かれるほどムクドリの存在が増している。10月に入ってもムクドリの群れは夕方になると、中央通り沿いの中央分離帯にあるクスノキに集まっていた。
ニワミチパークは7月20日から8月末までの夏休み期間中は平日も開放する予定だったが、8月からは臨時閉鎖。9月28日から土日祝で利用が再開されている。