本や空間から垣間見える“下町の面白さ”!長田・駒ヶ林の古本屋さん『空地文庫』を来訪 神戸市
路地の民家に建てられた小さな看板。吸い寄せられて店に入ると、そこはまるで”秘密基地”でした。『空地文庫(神戸市長田区)』は水・土曜日のみ営業している古本屋さんなのですが、ただの古本屋さんではありません。
一言でいうと「長田らしさ」が詰まった同店。店主の想いとそのユニークな店の魅力を取材してきました♪
場所は神戸市営地下鉄海岸線・駒ヶ林駅から歩いておよそ5分。見逃してしまいそうになりますが、店先の小さな看板が目印ですよ♪
店は寄付された本を販売する古本屋として2024年にオープン。想像以上に広い店内には様々な本が並んでおり、そのデザイン性の高さに思わず目移りしてしまいます。
店を切り盛りする小松さんは横浜市出身で、本業のダンスをするために長田にやってきました。店舗兼住居でもあるこの古民家は築100年にもなり、戦争や震災を乗り越えてきた歴史があるのだとか。
「元々オーナーさんが”街の人の居場所として活かしていきたい”との想いで、自分たちの手で直してきた場所。そういった経緯から、オーナーさんからは”普通に住まわれると困る”と言われました(笑)私は”普通に住む”つもりでしたが…」
そこで考えたのが、1階を「本を寄付してもらう形で集める古本屋さん」としてオープンすること。知り合いがいない中での難しさについて尋ねると「長田のコミュニティの近さ・密さのおかけで知り合いはどんどん増えていき、本も想像以上に集まりました」とにっこり。
「長田は人の温かさを濃厚に感じるというか、距離感がちょっとおかしい(笑)。ですが下町ならではの”濃厚な距離感”はどんどん失われていくだろうなと思っているので、大事にしたいです」とのこと。正直で飾らない小松さんのファンになりました。
本は寄付してくれた人を紹介するPOPと共に並べられており、値段は「投げ銭方式」で決められます。並ぶ本にも人柄が出ますがとにかくこのPOPが面白く、その人物像を妄想してしまったのは内緒…。
本の一番後ろには、寄付してくれた人の名前を記した付箋が貼ってあり、同店ならではの”縁”を感じられる仕様にもなっていますよ♡
また同店では様々なワークショップを開催しており、今後店内にはカフェを併設する計画もあるのだとか。”街の人の憩いの場”としてさらなる発展が見込まれます。
場所
空地文庫
(神戸市長田区久保町2丁目2-8)
時間
【水曜日】13:00~17:00
【土曜日】11:00~17:00