【激安】これだけ入ってるのに約200円! 揚げたて熱々の揚げパンを屋台で買ってみた / インドネシア通信
この日は週末、起きるのも料理するのもめんどくさいが、食べないわけにはいかない。
そうだ、パンがあるではないか! 安くて出来たてが楽しめるパンが!
基本はご飯派の私、今日はたまたまパンの気分だったので近くのパン屋さんに。
いや、パン屋さん……と呼ぶにはちょっと違う気がするが、確かにここではパンを売ってくれる。しかも揚げたてアツアツのパンを、だ。
そう、インドネシアでよく見かける揚げパンを売ってくれる屋台である。
ここで買えるのは2種類のパン。1つは甘いやつで……
もう1つはしょっぱいやつ。
屋台のすぐそばにコンロがあり、生地を切ってコネコネしてはババっと揚げて熱々のパンを補充していくスタイルだ。
というのも、こういう店はだいたい買いに来る人が多いんだよね。なにせ1個1000ルピア(約9円)とめっちゃ安いから。
朝のお散歩の途中でお腹空いてきたとか、ご飯作るのがめんどくさくなったときに気軽に揚げたて熱々のパンが食べられるのは良いよね。
というわけで買いました。袋パンパンに詰められていて、これでなんとたったの2万ルピア(約183円)。安いね。
まずは甘いやつから。これはいろんな名前で呼ばれてるけど、ここでは「Roti Goreng(揚げパン)」って呼ばれている。
手のひらサイズで、外はカリッと中はふわふわしている。外にはゴマがまぶされており、ほんのり甘い。
西ジャワのバンドン発祥で、そこでは「Odading(オダディン)」と呼ばれている。
この「Odading」という名前は、なんとオランダ占領時代から来ていたとされている。とあるオランダ族の子供が現地の子供が食べているお菓子が食べたい、買ってほしいと母に言ったところ、なんのお菓子なのかわからなくて気になった母は売人に商品を見せてほしいと頼んだ。
そこで確認したら「O, dat ding(あ、あれね)」と反応したのがきっかけで、そのまま名前になったらしい。
次が細長くてしょっぱい「Cakwe(チャクエ)」。
これは中国発祥で、本場では「油条(ゆじょう)」と呼ばれてる。「チャクエ」という名前も広東や客家の読みから来ている、らしい。
味はしょっぱく、ほのかにニンニク? みたいな後味もあるからニンニクでも入れてるのかと思ってたけど、オンラインでレシピを調べてみたところそういった作り方は全く見当たらなかった。
どの屋台で買ってもニンニクみたいな後味は変わらないのでこれは衝撃。うまいことには変わらない。
安くてうまくて出来立て。200円さえあれば1日分のパンが買えてしまう、最高ではないか。
というわけで、Sampai Jumpa Lagi!
執筆:アキル
Photo:RocketNews24