Yahoo! JAPAN

株式会社ジャスト 本郷芽依さん ~「+α」で商品の魅力を引き出し、ジャストなパッケージデザインを届ける(若手が紡ぐ倉敷仕事物語 Vol.14)/倉敷市

倉敷とことこ

株式会社ジャスト 本郷芽依さん ~「+α」で商品の魅力を引き出し、ジャストなパッケージデザインを届ける(若手が紡ぐ倉敷仕事物語 Vol.14)

買い物中、思わず「おっ」と目を留めて、手に取りたくなる商品。そのパッケージのデザインには、商品の魅力がひと目で伝わるように、さまざまな工夫が詰まっています。

児島にある株式会社ジャストは、パッケージ専門のデザイン会社です。子ども向けの工作教室や清掃ボランティアといった地域貢献活動にも力を入れており、「地域や社会に必要とされる会社」を目指しています。

ものづくりと地域への思いを大切にするジャストでは、どのような若手社員が活躍しているのでしょうか。

株式会社ジャストで働く若手社員、本郷芽依(ほんごう めい)さんを紹介します。

株式会社ジャストについて

画像提供:株式会社ジャスト

株式会社ジャスト(以下、「ジャスト」と記載)は、パッケージの企画・デザインから印刷・製造までを一貫して手掛けているデザイン会社です。

ジャストが大切にしているのは、「包む」「まとめる」「+α」という三つの特長です。

画像提供:株式会社ジャスト

「包む」では、多種多様な素材や形状、デザインを組み合わせて、作り手の思いとともに商品の魅力を引き出します。

「まとめる」は、企画から製造、納品までの窓口を1本化することで、顧客の発注の手間を減らし、作業的・時間的なコストの削減につなげています。

さらに、他には無い魅せ方を追求し、「+α」の提案ができることも、ジャストの強みです。例えば、エコ素材を使用して環境保全活動につなげる提案や、日本製にこだわったものづくりなど、ジャストならではの付加価値は数多くあります。

画像提供:株式会社ジャスト

パッケージを中心に、タグや名刺、ロゴや販促物のデザインなども幅広く手掛け、年間120点以上の制作実績を誇ります。一つ一つの商品に合わせて、最適(ジャスト)なデザインを提案しているのです。

ジャストが生み出すデザインは、商品の特徴だけでなく、作り手の情熱が伝わってくるような個性豊かなものばかりです。公式ホームページでは、これまでの制作実績が紹介されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

「地域に必要とされる企業」を目指して

画像提供:株式会社ジャスト

ジャストは「地域に必要とされる企業」を目指し、地域貢献活動にも力を入れています。

子ども110番や清掃活動など、地域の人たちが安心して暮らせる取り組みから、子ども向け工作教室や学生向けの職場体験といった、若い世代の創造性を育んで将来の可能性を広げる活動にも挑戦しているのです。

学生向けのワークショップに参加するジャスト

単にデザイン制作をするだけではなく、自社で積み重ねてきたものづくりのノウハウを、地域のために惜しみなく注いでいるのがジャストの魅力とも言えるでしょう。

さらに、「社員にとっても必要とされる企業」であることも大切にしています。社員の成長をサポートする研修プログラムや交流会、社内の整理整頓を行う3S委員会の運営など、社員とともに、働きやすい環境の整備に力を入れている企業です。

ジャストで働く本郷さん

本郷芽依(ほんごう めい)さん

取材に応じてくれたのは、営業部に在籍している本郷芽依(ほんごう めい)さんです。2003年生まれ、宮崎県出身。小学1年生の時に岡山県へ引っ越してきました。

前職は営業ではなく、事務の仕事をしていたという本郷さん。転職の際、学生時代に憧れていたデザイン業界へ再び挑戦することを決め、2025年10月にジャストへ入社しました。

本郷さんの仕事内容について

本郷さんは、パッケージの企画・製造・販売の進行管理を担う営業担当です。顧客やデザイナー、外注先の企業など、各方面と連携をとりながら理想のパッケージ作りに取り組んでいます。

商談や外回りだけでなく、外注パートナーへの発注業務、見積もり作成といった細かな事務作業も本郷さんの仕事です。海外工場に製造を依頼することもあるそうで、現地の担当者とメールなどでやり取りをしながら、日本基準の品質維持に努めています。

依頼や相談が入った場合の流れを、本郷さんに聞いてみました。

まずは、「どのようなものを作りたいか」という顧客の要望を丁寧に聞き取ります。その内容をもとに、お店で見つけた良いものや、ジャストの過去の実績品など、参考になるような資料を集めて打ち合わせを行い、仕上がりイメージを顧客とすり合わせるそうです。

その後、ヒアリングした内容をデザイナーに伝え、上がってきたデザインを顧客とやり取りしながら少しずつ形にしていきます。デザインが校了したら、製造会社に依頼し、無事納品となります。

デザインは、最初から完成形があるわけではありません。いかに顧客のイメージどおりのデザインを作り出せるかが、本郷さんの腕の見せどころでもあるのです。

ジャストとの出会い

本郷さんは学生時代、デザインに関わる仕事にも興味があったそうです。しかし、デザイン制作ソフトを扱った経験が無かったことから、大学が利用を勧めていたハローワークを利用して、卒業後は事務職へ就きました。

入社1年目、さまざまな事情から「もっと自分らしく働ける職場に行きたい」と考え、転職を決意します。当時、ちょうどハローワークから連絡があり、相談したところ、以前から本郷さんのデザインへの興味を覚えていた担当者が、ジャストの営業職を紹介してくれました。異業種ではあったものの、担当者からジャストで働く人たちの人柄の良さを聞き、まずは会社説明会に参加したそうです。

当日、説明会の参加者は本郷さん1人のみ。
本郷さんのために開かれた説明会では、社員とのジェスチャーゲームが用意されており、終始温かい雰囲気に包まれ、その親しみやすさに非常に驚いたそうです。

さらに、すれ違う社員の明るいあいさつや、誰にでも話しかけやすい社内の雰囲気にも感動した本郷さん。「この人たちと一緒に働きたい」と社員の人柄に強く惹かれ、説明会当日のうちに応募を決意しました。

本郷さんから見た、「職場」としてのジャストの魅力とは?

本郷さんが考えるジャストの魅力は、「何でも相談しやすい社員同士の距離感」と「活発な地域交流」でした。

会社説明会で感じた社員の親しみやすさは、入社後も変わっていないそうです。年齢や部署など関係無く、誰もがラフに意見を言い合える雰囲気があります。仕事の相談がしやすいのも、新入社員にとっては心強い環境です。

そして、ただ相談しやすいだけでなく、「失敗してもいいから、好きなようにやってみて」と背中を押してもらえる安心感もあると話します。未経験からでものびのびと挑戦し、成長できる環境がジャストの魅力の一つです。

入社時には手描きのウェルカムボードとケーキで歓迎されたり、日常的に社長からおやつの差し入れがあったりと、心温まるエピソードも教えてもらいました。

また、ジャストでは地域清掃をはじめとした地域貢献活動にも取り組んでいます。活動中には、地域の人たちと交流する場面もあり、本郷さんは会社説明会で聞いた「地域の方とのつながりを大切にしている」という言葉を実感したそうです。

社内でも社外でも、一人一人のつながりを大切にしているジャスト。人を思いやる社風が、働きやすさにもつながっているように思えます。

画像提供:株式会社ジャスト

本郷芽依さんにインタビュー

ジャストで働く若手社員、本郷芽依(ほんごう めい)さんに話を聞きました。

本郷芽依(ほんごう めい)さん

未経験から「デザイン会社の営業」へ

──事務職から営業職への転職ということで、入社当初は不安も多かったと思います。業務上はどのようなフォローがありましたか?

本郷(敬称略):

入社して最初の頃は、先輩社員や社長がつきっきりで同行してくださり、1日の流れから仕事の進め方まで、いろいろなことを教えていただきました。

先輩が心がけていたことで、私が今でも参考にしているのは、「訪問する際は、1つの部署だけでなく、複数の部署へごあいさつに伺う」という営業スタイルです。担当者間のつながりだけでなく、会社全体でつながりが持てるように、私でも真似して実践するようにしています。

また、「お客さまのどのような情報をデザイナーに伝えれば良いのか」と悩むこともありましたが、ジャストには営業用の「ヒアリングシート」があるので、それに沿ってお客さまのご要望を引き出しています。

──社内全体の研修としては、どのようなプログラムがありましたか?

本郷:

全社員と1対1でじっくり対話する「価値観の授業」という、ジャストならではの独自のプログラムがありました。

事前に自分自身のプロフィールや価値観をまとめた資料を作成し、それに沿ってお互い質問を交わし合うんです。約1カ月間かけて、20人ほどいる全社員の皆さんとお互いのことを深く知る時間を作っていただきました。

「価値観の授業」で使用した本郷さんのプロフィール資料

──価値観の授業を受けてみて、「やって良かった!」と感じる瞬間はありますか?

本郷:

部署を越えて、話しかけやすい関係性ができました。

普段の業務であまり接点がない部署の方もいらっしゃるのですが、その研修があったおかげで、社内ですれ違った際に自然と雑談を交わしやすくなったと感じています。最初にお互いの人柄や共通の趣味を知られて良かったと思います。

「+α」の提案が、自分の自信にもつながった

──営業活動をする中で、本郷さんが心がけていることは何ですか?

本郷:

入社直後は、お客さまに「自分の顔と名前を覚えていただくこと」が一番大切だと思ったので、初対面の方や名刺交換させていただいたお客さまには、その日のうちに必ずメールをお送りするようにしていました。

メールの即返信や、こまめなやり取りなど、丁寧な連絡は今でも欠かさないように心がけています。

──仕事でやりがいや楽しさを感じられるのはどのような時ですか?

本郷:

一番やりがいを感じるのは、お客さまからのメールが、先輩や社長宛てではなく、私個人宛てに直接送られてきた瞬間です。私に任せてくださるお客さまからの信頼を感じられて本当にうれしく思います。

自分自身の成長を実感できた時もやりがいがありました。私は異業種からのスタートだったので、入社したばかりの頃はデザインの専門用語が全く分からない状態でした。日々の仕事で少しずつ知識を吸収していって、商談の内容にしっかりとついていけるようになった時は、自分の成長を実感できましたね。

──これまでの仕事の中で、特にうれしかったエピソードを教えてください。

本郷:

とあるパッケージの制作の際、お客さまからご希望の色の指定があったのですが、社内で社長と話し合う中で「こちらの色も提案してみたらどうだろう」と別色のアイデアが生まれました。

そこで、お客さまが希望された色と、私たちが提案する色の2色のサンプルを用意して持参したんです。お客さまにどちらか選んでいただくつもりでお持ちしたところ、どちらの仕上がりも非常に気に入ってくださり、最終的に「どちらの色もすてきだから、2パターンで製造してほしい」とご依頼をいただきました。お客さまの社内でも評判が良かったとお聞きした時は、とてもうれしかったです。

お客さまに「+α」のご提案ができて、大きな自信にもつながりました。

お客さんに提案した2色のパッケージ

背中を押してもらえる温かい環境で、成長を続ける

──苦労したことはありますか?

本郷:

一番苦労したのは、デザイナーさんに対する「依頼の伝え方」です。お客さまの意図を正確に伝えないと、想定していたものとは違うデザインが上がってきてしまうことが何度もありました。

今ではパッケージの知識も身についてきたので、Microsoft Wordで指示書などを作りながら、より具体的で分かりやすい指示が出せるようになっています。

本郷さんが担当したタグ

──入社1年目で複数の案件を持って、不安もあったかと思います。プレッシャーはありましたか?

本郷:

社長からお客さまを引き継いだ時は、正直「本当に私の指示で進めて大丈夫なのだろうか」と不安に思う瞬間もありました。ですが、「失敗を恐れないで好きなようにやっていいよ」と温かくフォローしてくださったので、私なりの解釈でお客さまへの提案を続けられました。

自分の提案でお客さまに喜んでいただけると、自信にもつながります。

──職場の雰囲気や社員の人柄が入社の決め手になったそうですが、入社前後でギャップはありましたか?

本郷:

良い意味で、社長のイメージが変わりました。説明会や面接の時は、代表ということもあって少し厳しそうな印象を抱いていたんです。

でも実際に入社して、一緒に仕事をさせていただくと、社長は非常にフレンドリーで、若手でも意見が言いやすい空気を作ってくれます。若手の意見を尊重したり、成長を温かく見守ったりする姿勢は、社長だけではありませんでした。先輩や上司の皆さんも同じです。本当に相談がしやすい職場だと思います。

本郷さんが担当したパッケージ

──最後に、同世代の読者へメッセージをお願いします。

本郷:

仕事は、ただ言われたことだけをこなすものではありません。例えば営業の仕事であれば、お客さまとのやり取りの中で変化に気づき、「+α」の提案をすることが大切だと思います。

日々の小さな積み重ねが、自分自身の成長にもつながると思うので、一緒に頑張っていきましょう!

おわりに

筆者がジャストのオフィスに訪問した際、玄関先ですれ違った社員の方と「今日は暑いですね」と軽い雑談をしました。言葉を交わしたのは一瞬でしたが、心がふんわり温かくなったのを覚えています。

そして、本郷さんの取材を終えてみて、親しみやすいジャストの雰囲気は、社員一人一人の思いやりが生み出しているものだと実感しました。

人間関係の良さは、きっと働きやすさにもつながっていると思います。

のびのびと働き、未経験から着実に成長を重ねている本郷さん。本郷さんの今後の活躍を、これからも応援したいと思います。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 野村萬斎と稲垣吾郎が初共演 シェイクスピアの最高傑作と称されるロマンス劇『テンペスト』を27年に上演

    SPICE
  2. 【西条市・JA 周桑直売所 周ちゃん広場】石鎚の恵みが勢ぞろい 四国最大級のにぎわい産直

    愛媛こまち
  3. 【動画】大阪・関西万博イベントでカラオケ復活 吉村知事や横山市長が「この地球の続きを」を熱唱

    OSAKA STYLE
  4. 赤穂市美術展 15日から18日まで開催

    赤穂民報
  5. 【新店】お腹を空かせて行きたい!ボリューム満点の洋食店が誕生|奈良・田原本町

    奈良のタウン情報ぱーぷる
  6. LIL LEAGUE、12月23日に7thシングル発売決定!「いい人」でいることに疲れた人へ贈る新曲&クリスマスソングを収録

    WWSチャンネル
  7. 天使すぎる笑顔が魅力!宮瀬七海、美スタイル映える赤黒ファッション。

    WWSチャンネル
  8. <旦那は賃貸派>不便だからマイホームが欲しいのに!住宅ローンを嫌がる人と折り合いをつける方法は

    ママスタセレクト
  9. 入場無料!24店舗が集まる「てんしば」のクリスマスマーケット

    PrettyOnline
  10. GENERATIONS・中務裕太、若きダンサーたちの熱演を絶賛!『夢コンテスト2026 FINAL』開催、KID PHENOMENONらも登場

    WWSチャンネル