東洋英和女学院大学 色々な言語で読み聞かせ 緑図書館で初の試み
緑図書館で7月13日、「いろんなことばのおはなしかい」と題した読み聞かせ会が開催され、親子連れなど約30人が参加した。
読み手を担当したのは、東洋英和女学院大学人間科学部の保育子ども学科で、塩崎美穂教授のゼミに籍を置く学生16人。同大学と緑区は、2020年に連携・協力に関する基本協定を締結しており、子どもを対象にしたイベントなどに学生がボランティアとして参加してきた経緯がある。緑図書館と一緒に活動するのは今回が初めて。国際性の豊かな同大学ならではの試みとして、多言語での読み聞かせを行うことにしたという。
当日は2回に分けて読み聞かせを実施。大学生は参加した子どもたちと一緒に準備運動を行った後に、3冊の絵本を紹介した。1冊目は『がたんごとんがたんごとん』。日本語とハングルで読み聞かせを行うと、聞き慣れない言葉の響きを真似する子どもの姿も。動物の動きを紹介する絵本『できるかな?』では、ゴリラやゾウのものまねに挑戦。こちらは日本語と英語で読み聞かせを行い、大学生も子どもたちと一緒に胸を叩いたり足を踏み鳴らしたりして楽しんでいた。3冊目は『わにさんどきっはいしゃさんどきっ』。ワニと人間の歯医者さんの心理描写を同じ言葉で紡ぐ絵本に、参加者は真剣に聞き入っていた。