迫力の戦闘シーン&オマージュ満載のOPにファン大興奮!──TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」第48話「執行」&第49話「もう一度」(第3期 第1話・2話)を振り返ろう! 第50話「死滅回游について」の見どころもお届けします!
人の負の感情から生まれる化物・呪霊と戦う呪術師たちの奮闘を描いた大人気漫画『呪術廻戦』(著・芥見下々先生)。2020年にテレビアニメ化されて以降、劇場版を含めたアニメシリーズは公開・放送されるたびに大きな話題となりました。
そんな本作のテレビアニメシリーズ第3期目となる「死滅回游編」が2026年1月より放送開始。本稿では各話ごとにファンが注目したポイントや盛り上がった箇所を中心にその内容を振り返っていきます。
今回は一挙放送された第48話「執行」と第49話「もう一度」。最強の呪術師・五条悟が封印された渋谷事変を経て、呪霊たちが蔓延る魔窟と化した東京。虎杖悠仁たち呪術師の次の戦い「死滅回游」とはどのようなものなのでしょうか……。
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
【写真】TVアニメ『呪術廻戦』第3期 第48話「執行」第49話「もう一度」振り返り
圧巻の作画! 見ごたえたっぷりの激しい戦闘シーン
初回放送から戦闘シーンたっぷりの内容となった本話。虎杖vs乙骨憂太をはじめ、脹相vs禪院直哉、虎杖・脹相vs数多の呪霊と、様々なパターンで戦闘が繰り広げられましたが、多くの視聴者がその精緻で美しい作画に圧倒されています。
常人離れしたパワーやスピードで動き回るキャラクターたちやそれによって粉砕される道路や建物がとても細やかに描かれており、つい息をのんで見入ってしまうほどの迫力です。
SNSでは、「めちゃ動く動くw」「初回から迫力満点のバトルで大満足!」「街を駆けまわる虎杖めちゃくちゃかっこよかった!」「直哉と脹相の戦闘やばかったな」「バトルシーン目で追えないw」「絵も動きも本当に圧巻だった…!」と称賛の嵐。
その一方で、激しい戦闘に反して、どこか静けさを感じるという声も。特に虎杖の戦闘シーンはその傾向が強く感じられ、渋谷事変での一連の出来事が心に重くのしかかっている虎杖の心情を表してるように感じた視聴者もいるようです。
虎杖は、自分の死刑執行人である乙骨との戦闘中、自分に後を託して死んでいった七海建人のことを思い出していました。ギリギリの精神状態の中、七海に託された想いが虎杖を何とか奮い立たせているのだと感じられるシーンでしたね。
オマージュ満載!? 情報量が多すぎるOPも話題に
初回放送となった本話にてオープニング映像も解禁され「情報量が多い!」と話題に。
「死滅回游編」から登場するキャラクターの人柄や術式、今後のストーリー展開を示唆する内容が盛りだくさんだったことはもちろんなのですが、視聴者があっと驚かされたのは、他のアニメ作品や絵画のオマージュがたっぷり盛り込まれていたこと。
アニメ作品のオマージュで最も注目を集めたのは、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』のOPを模したシーン。天元、虎杖、伏黒、脹相、九十九、乙骨、真希の7人が白い背景をバックに横並びになっています。
「まさかの攻殻機動隊w」「好きな作品×好きな作品はアツい」と攻殻機動隊のファンを中心に大盛り上がり。
さらに、スウェーデンの画家ムンクの「叫び」やオーストリアの画家クリムトの「接吻」など、いくつもの絵画をオマージュしたカットも登場。絵画のタッチで描かれたキャラクターたちにはよりおぞましさが感じられ、本作の重厚な世界観との相性は抜群。
中でも、原作ファンから「これはグロすぎる…」との声が上がっていたのはオーストリアの画家エゴン・シーレの「死せる母」のオマージュ。
同作は、赤ん坊とそれを抱く生気のない母親を描くことで、生と死を強く対比した作品。これを模して描かれていたのは赤ちゃん姿の虎杖とその母・香織でした。
第49話で虎杖の両親は初めて姿を見せていましたが、母の額には夏油傑と似たような傷が。両親と祖父の不穏な会話からも、母親が普通の人間でないことが察せられます。
額に傷のある母に抱かれてすやすやと眠る赤ん坊の虎杖に、真相を知る原作読者はゾッと背筋を凍らせていました。
放送後にはノンクレジットムービーも公開。一瞬一瞬のカットも非常に作り込まれており、一秒ごとにじっくり見たくなるOPです。
重々しいストーリーの癒しは脹相お兄ちゃん!
初回放送から終始重々しいストーリーが展開された『呪術廻戦』。息も詰まるような雰囲気の中で視聴者の癒しとなったのが、虎杖の兄を自称する脹相でした。
渋谷事変の中盤で虎杖との血縁を感じ取り、以降「お兄ちゃんムーブ」をするようになった脹相。弟たちへの深い愛情を持つ彼は、渋谷事変を経て呪術師としてさらに成長を見せた虎杖を見て満足気な顔をしたり、殺されそうな虎杖を必死で守ろうとしたり、弟を守るために奮闘。
脹相とは対照的に兄弟が嫌いな直哉との戦いでは、自身の兄弟論を説いてみせます。直哉には理解しがたい持論だったものの、視聴者からは「脹相って本当にいい兄なんだよな…」との反応が。
さらに、第49話後半では初めて(仕方なく)虎杖側から「兄貴」扱いされ、感極まって「悠仁ー!!!」と絶叫。虎杖本人を含む他全員から冷たい態度を取られてしまっていましたが、脹相の兄ムーブをずっと見ていた視聴者からは「兄貴って呼ばれてよかったね!」と彼の喜びに共感を示すポストもちらほら。
その他にも「叫ぶ脹相に笑ってしまったw」「弟愛爆発してるお兄ちゃん良かった」「弟のために頑張るお兄ちゃんかっこよかった!」「かっこいいしかわいいしで最高のお兄ちゃんだ!」と脹相に癒しや笑いをもらった方も多かったようです。
今回のアニメオリジナルシーンは?
ここからは本話のアニメオリジナルシーンを一気にご紹介していきます。気付いた方も気付かなかった方も、原作未読の方も漫画と見比べてみてはいかがでしょうか。もちろん、下記以外にも細かい違いはありますので、そんなシーンもぜひ探してみてくださいね。
手に付着した血を洗い流す虎杖(第48話)
冒頭、手に着いた血を無心で洗い流す虎杖はアニメオリジナルのシーンです。渋谷事変で、両面宿儺に身体を乗っ取られ、自分の身体で大量殺戮を行ったことに重い罪悪感を抱える虎杖。
血が指紋の奥深くまで染み込んでいる描写やいくら洗っても真っ赤に染まったままの手に、虎杖の心境が表れているようでした。
歌舞伎座で戦う虎杖と乙骨(第48話)
虎杖と乙骨が歌舞伎座の中で戦うシーンはアニメだけのもの。原作ではずっと屋外で戦っています。舞台の背景に描かれた紅葉の大木が、緊迫した2人の戦闘を場違いなほど鮮やかに彩っていましたね。
OP後の伏黒と津美紀のシーン(第49話)
OPの後、車椅子に乗った津美紀とそんな姉を背に立ち去る伏黒のシーンもアニメオリジナル。ここに描かれている津美紀はきっと既に「死滅回游」に巻き込まれた後なのでしょう。静かな病院の中で響く伏黒の足音が、彼の切羽詰まった心理を表しているようでした。
第50話「死滅回游について」の見どころは?
第49話で総則(ルール)が提示された死滅回游ですが、細かく記載されていましたし、正直よく分からなかったという方も多いのではないでしょうか。また、状況が混沌としており、現在の状況そのものが飲み込めていない方もいらっしゃるかもしれません。
次回は第49話のラストで姿を現した天元によって、死滅回游とその首謀者である加茂憲倫の意図が明らかにされます。これからの物語を楽しむうえでかなり重要な一話となるでしょう。
加えて、本編から登場する新キャラクターたちの登場も期待される第50話。見逃し厳禁です!