【絶景】広島県廿日市市|朝霧に霞むスイレンが彩る山上の池【ほっとphoto便り】
掲載:2026年8月号
朝霧に霞むスイレンが彩る山上の池
広島県廿日市市の極楽寺山山頂近く、極楽寺山キャンプ場の中心に位置する「蛇の池」は、県内有数のスイレンの名所として知られている。
訪れた6月末には、スイレンの葉が池の水面を覆い、その間に咲く花が霞む風景のなかに初夏の彩りを添えていた。
朝霧に包まれた池には静かな空気が漂い、大きな木の下を赤い鯉がゆったりと泳ぐ姿は、まるで日本画のようなしっとりとした情景だった。
スイレンの葉が広がる水面と深い緑が織りなす風景は、山上の池ならではの静けさに満ちている。
瀬戸内海沿いから山道を登った先に広がる水辺には、日常を離れたような静かな時間と豊かな自然が息づいていた。
文・写真/佐藤尚
さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net