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「挟む」ことにこだわったコッペパンの専門店「MERRYS kitchen」。

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「挟む」ことにこだわったコッペパンの専門店「MERRYS kitchen」。

手軽に具材を挟んで食べられることで汎用性の高いコッペパン。今回は新潟市にオープンしたコッペパンの専門店「MERRYS kitchen」をご紹介します。様々なサンドパンが並ぶ店内で、店長の滝沢さんにこだわりやおすすめを聞いてきました。

MERRYS kitchen

滝沢 友香 Yuka Takizawa

1993年新潟市北区生まれ。ビジネス専門学校卒業後、自動車関連の会社で事務職を経験し、「パンステージ メリーズ」でサンドイッチを担当。2024年にオープンした「MERRYS kitchen」へ異動し、現在は店長を務める。4年前からスノーボードにハマっている。

「研究所」をイメージした不思議なパン屋さん。

——滝沢さんは最初からパン屋さんで働いていたんですか?

滝沢さん:いくつかの自動車関連の会社で、事務をやっていました。

——へぇ〜、クルマ好きなんですか?

滝沢さん:そういうわけでもないんですけどね(笑)。その後に新潟市東区の「パンステージ メリーズ」ではじめてパン屋さんに勤めたんです。

——「パンステージ メリーズ」では、どのようなお仕事を?

滝沢さん:パンを製造のお仕事で、主にサンドイッチを担当していました。

——その頃からサンド系のパンを作っていたんですね(笑)

滝沢さん:そうなんですよ(笑)

——「MERRYS kitchen」は、どういういきさつでオープンすることになったんでしょうか?

滝沢さん:以前は「パンステージ メリーズ」の店舗で月2回営業していた「メリーちゃんのコッペ屋さん」というコッペパン専門店だったんですが、このたび「MERRYS kitchen」として新店舗で営業することになりました。

——本店とはどこか違いがあるんでしょうか?

滝沢さん:「MERRYS kitchen」では「挟む」ことをテーマにしていて、コッペパンを使ったサンドパンをお楽しみいただけます。日々パンに挟むものを研究している「研究所」をイメージしているので、スタッフは全員白衣を着て仕事をしているんです。

人気商品の具材は、新潟でお馴染みのあの魚。

——まさか「研究所」をイメージしているとは(笑)。じゃあ、どんなものをパンに挟むと美味しくなるのかを常に考えているんですね。

滝沢さん:そうなんですよ。私は今まで商品開発に関わった経験がなかったので、なかなか大変なんです。思いついたら試作品をスタッフに食べてもらって、みんなで何度もディスカッションを繰り返すんですよ。難しいけど楽みながらやっています。

——商品開発の際にこだわっているのはどんなことですか?

滝沢さん:味や食感はもちろんですが、断面の美しさはかなり意識しています。だから具材を挟む順番にはこだわりますね。

——「萌え断」というやつですね(笑)。他にもこだわりがあったら教えてください。

滝沢さん:万人受けするんだけど、サンドパンでは使われていないような具材を考えるようにしていますね。

——例えばどんな商品があるんでしょうか?

滝沢さん:「サーモンミルフィーユ」という人気商品があります。肉を使った商品は多いんですけど、魚を使った商品が少ないことに目をつけて、新潟で豊富に獲れる鮭を使ってみました。自家製ソースをかけた鮭のフライとキャベツの千切りをコッペパンに挟み、仕上げにタルタルソースをかけたものです。最初はあまり期待していなかったんですけど、今では売上げ1位か2位の人気を誇ります。

——フィッシュバーガーみたいで美味しそうですね。ちなみに「サーモンミルフィーユ」と人気争いをしている商品は?

滝沢さん:「チキン南蛮」です。ゴロっとした大きなチキンを贅沢に使ってあるんですが、さっぱりした黒酢ソースやタルタルソース、アクセントの糸唐辛子がかけてあって食べやすいので人気がありますね。

自分なりの組合せが楽しめる、オーダーサンド。

——コッペパンにお好みのジャムやクリームをサンドしてくれるのも嬉しいですね。

滝沢さん:選ぶ楽しみを味わっていただきたいので、豊富な種類をご用意しています。ダブルをご注文いただくと、組合せの楽しみも味わっていただけるんです。珍しいのはラムレーズンや黒蜜きなこですね。りんごジャムやいちごジャムに果肉が入っているのも珍しいんじゃないでしょうか。

——どれも気になってしまいますけど、滝沢さんおすすめの組合せは?

滝沢さん:個人的には黒蜜きなことホイップクリームの組合せが好きですね。お客様のなかには思わず聞き直してしまうような、思いがけない組合せをする方もいらっしゃるので、人ぞれぞれに自分なりの組合せを楽しんでいただけると思います。

——これだけ種類が多いと、迷って決まられないお客さんも多いんじゃないですか?

滝沢さん:そうですね(笑)。ですから常に意識をお客様に集中して、お困りの様子でしたらお声掛けをさせていただいています。お客様とのコミュニケーションを取ることで、安心してお買い物を楽しんでいただける店づくりをしていきたいですね。

——まだまだ商品は増やしていく予定なんでしょうか?

滝沢さん:近々発売を予定しているのは、マンゴーを使った夏らしい商品ですね。その他、桃やチーズも使ってみたいと思っています。これからも常にアンテナを張って新しい商品を生み出しながら、お客様に飽きられない店にしていけるよう頑張ります。

MERRYS kitchen

新潟市中央区弁天橋通3-9-13

025-278-7519

7:00-17:00

水曜休

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