「時間に追われている」高校生たちに自分の心と向き合う時間を…32歳の女性副住職とタッグ
「不安なこと、恐れていることをふー…っと口から出していきます…」
32歳の副住職、渋谷智海(ちかい)さんが静かに呼びかけます。
仏教の世界を体験し、自分の心とゆっくり向き合うのは、高校生たちです。
旭川西高校の3年生、梶みゆきさんはきょうも授業が終わると、部活へ猛ダッシュ。
受験勉強も、友だちとの時間も、学校行事だって…全部大事にしたい!
「やりたいことはあるけど、体が追いつかないし、時間もないし…。時間に追われている感じがする」
高校生も忙しいんです。
そんなとき梶さんが出会ったのが、高野山真言宗、旭山寺の渋谷副住職でした。
渋谷さんは、梶さんたちイマドキの高校生たちの現状をこう見ています。
「SNSの普及で情報がいっぱいいっぱいになって、シャワーのように浴び続けている状態、いっぱい持っている情報をまず手放してみる」
「手放す」という仏教の根本の考え方を伝え、1泊2日でゆるーく瞑想を体験する。
梶さんと渋谷さんの2人でそんなプログラムを立ち上げました。
梶さん自身もそのプログラムを体験し、「すごくリラックスできた。ととのう…じゃないけどいろんな高校生にも味わってもらいたい」と話します。
旭山寺を訪れた高校生たちが体験した、「自分の心と向き合う」方法とは。
▼「時間に追われている…」高校生がゆるーく瞑想体験 32歳女性副住職が伝える“こだわりを捨てる”大切さ
文:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2024年5月)の情報に基づきます。