酸性洗剤は不要。お風呂の「シャワーバー」の掃除術「水アカがごっそり落ちる」「皮脂汚れもすっきり」
お掃除スペシャリスト（クリンネスト1級）の三木ちなです。お風呂場のカラン（水栓金具）にびっしりとこびりついている水アカはアルカリ性の汚れ。反対の性質を持つ酸性洗剤を使えば落ちますが、もっと手軽にお手入れしたいもの……。そこで今回は、酸性洗剤に頼らない、お風呂場のシャワーバーにこびりついた”水アカ汚れ”をごっそり落とす掃除方法をご紹介します。
水アカ掃除には「ジフ」が役立つ！
放っておくとごっそり溜まってしまう、頑固な水アカ。浴室はしっかりお手入れしていても、シャワーバーまでは手がまわらない方は少なくないのでは？
こういった固着した水アカは、酸性洗剤を使わなくても「ジフ」1本でピカピカになります。
ジフは、ステンレスよりもやわらかい天然の研磨材を使用しているクリームクレンザー。素材を傷つけずに水アカをしっかり落としてくれる、使い勝手のよい洗剤です。
シャワーバーの水アカを落とす方法
用意するのは、ジフ・スポンジ・マイクロファイバークロスの3つだけ。ジフを使ったスポンジをほかの掃除に使いまわすと、スポンジに残った研磨材で素材を傷つける恐れがあります。
そのため、スポンジは使い捨てにするか、ジフ専用として使いましょう。スポンジがない場合は、丸めたラップでも代用できます。
手順1．スポンジにジフをかけます
シャワーバーに直接ジフをかけてもいいのですが、形状的に液だれしやすいので注意してください。
手順2．シャワーバーをスポンジでこすります
水アカをなでるようなイメージで、シャワーバー全体をこすりましょう。
【注意】
・やさしく磨くことを心がけましょう。
・新しいステンレスやデリケートな素材には使用を避けた方がよい場合があります。
手順3．くまなく掃除したら、水で流します
水洗いした後に水アカが残っている場所があれば、再度スポンジでこすり落とします。
手順4．マイクロファイバークロスで仕上げ拭きしたら終了！
水滴が残ったまま終えると、新たな水アカができる原因になります。マイクロファイバークロスでしっかりと拭き上げることで、水気を残さないだけでなくツヤのあるきれいな仕上がりになりますよ。
仕上がりはこの通り！ ジフでこすっただけで、水アカがだいふ落ちています。
ちなみに、ジフは「弱アルカリ性」なので、酸性汚れの湯アカや皮脂汚れもすっきりと落としてくれますよ。
シャワーバーに限らず、お風呂場の水栓金具はジフ1本でごっそり落ちます。月に1回のお手入れを目安に試してみてください。
三木ちな／お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア