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【キシャメシ】選べる5種のご飯!東区のインディーズ系ほかべん「ごはんの神様」はリピート必至

にいがた経済新聞

良い顔ののり弁弁当でしょ(税込360円)

新潟市東区逢谷内の「ごはんの神様」。数少なくなったインディーズ系だ

今日はほかほか(の)弁当にする。スーパーの惣菜コーナーやコンビニ弁当も悪くはない。ないのだが、弁当屋の弁当がやっぱり良い。できればチェーン店じゃない、地域密着の個人経営の店が良い。これが近年、すっかり見なくなって希少価値だ。

新潟市東区逢谷内のあたりで車を走らせていると、弁当ののぼり旗発見。ここ前から気になっていた店。店名は「ごはんの神様」、森羅万象に神は宿る。

ごはんの神様は釜の中にいる

店に入りカウンターの女性に訊いてみる。キシャ「チェーン店ですか?」女性「いえ、ここのお店だけですよ」はいキターーー!

キシャ的には、初めて入る弁当屋では「のり弁」と決めている。というか弁当シーンの全てにおいて、のり弁率は異様に高い。だって完成度高くない?のり弁て、そのなんというか、構成というか空間デザインというか。

メニューが豊富

日替わり弁当は、実はお得だったりする

海鮮丼も人気だ

店内を見渡す。カウンター横の台には「日替わり弁当」(税込598円)がたくさん並んでおり、一番人気はこっちらしい。冷ケースには海鮮丼などもあり、これはこれで引力が強い。が、ここはブレずにのり弁当(税込360円)をオーダー。

するとなんと、ごはんが「白米」「醤油ごはん」「玄米入りごはん」「黒米」「十二穀米」の5種類から選べるのだという。ここはすかさず「玄米で」。別に健康に気を使っているわけではなく、好きなのだ、玄米の味が。追加料金なしでこのサービスってめちゃめちゃありがたい。

ご飯が5種類から選べる!

事務所に持ち帰り、弁当を開ける。まだ温かい。白身魚フライ、ちくわ天、きんぴら、昆布の佃煮・・・よし、みんな居るな。良い顔をしたのり弁じゃないか。そしてやっぱりのり弁にはウスターソースではなく醤油が良い。さすがわかってんな、ごはんの神様。

良い顔ののり弁当でしょ(税込360円)

のり弁というやつは食べるのに戦略が不可欠。馬鹿はのり弁に手を出してはいけない。

考えなしに白身フライから順々にやっつけて行くと、最後に結構な量のご飯をきんぴらだけでなんとかしなければならず、寂しい思いでフィニッシュしてしまうことがある。だから弁当に箸を入れたとき、全体のご飯の量をまず測る。そうしておいて、白身魚フライだ。おお!さっくさくで美味い。スーパーやコンビニだと残念ながらこうはいかない。

白身魚を3分の2食べたところで、次はちくわ天と、つくだ煮、きんぴらをローテーションしながらご飯を消費していく。たまに繰り出す漬物の援軍、ここでの「しょうがの醤油漬け」は強く頼もしい。そして玄米ご飯が香ばしい、完全にありだ。次は十二穀米や黒米も行きたい。

エースの白身魚フライには先発に守護神にフル回転してもらいたい

きんぴらは有能な中継ぎ。試合をつくるのはこうした脇役の仕事

最後に、残した白身魚フライで大きく一口のご飯をフィニッシュ。仕事にあってもこんな完璧な手順で進めたいものだ。

にしてもよい店を見つけた、今週もう1回くらい訪店するかも。

(編集部I)

【ごはんの神様】

新潟市東区逢谷内6-11-7

営業時間 9時~21時

定休日 なし

【グーグルマップより】

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

【前回のキシャメシ】
【キシャメシ】まろやかな旨味に懐かしさを感じる「越後みそイタリアン」 みかづき県央店(新潟県燕市)(2024年3月15日)

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