犬を飼う前に知っておくべきこと6つ 後から気付いても遅い?必要な準備や知識とは
犬を飼う前に知っておくべきこと
1.体力が要る
体の大きさに関わらず、犬は毎日散歩に行く必要があります。外でしかトイレができない犬も多く、天気が悪くても犬の散歩に行く人も珍しくありません。
犬が若くて体力があったり、しつけができていなかったりすると引っ張られて飼い主がケガをすることもあります。
他にも犬をシャンプーする、重いケージやフードを買って運ぶといった力仕事もします。飼い主にはどうしても体力が必要です。
2.お金がかかる
犬を飼うには当然お金がかかります。犬の寿命は10~15年なので、食費だけでも生涯で100万円を超えることもあります。
トリミングが必要な犬種であれば美容代がかかり、リードや首輪などの犬具、自治体への登録費用もかかります。
人間と同じように病気もするため、医療費も必要です。もし手術が必要になった場合は数十万を超えることもあり、ペット保険に加入していても、ある程度は自費で払わなければいけません。
ワクチン接種のような予防医療には適用されないことがほとんどなので、やはり自費で払うことになります。犬と暮らすには経済的な余裕が必要です。
3.犬中心の生活になる
「飼い主が仕事から帰ってくると、犬がトイレ以外の場所で排泄をしていた」「部屋を荒らしていた」ということはよくあります。
飼い主はどんなに疲れていても部屋を掃除しなければいけません。また犬に『早く散歩に連れていって』とせがまれることもあります。
また、他人に迷惑がかからないようにしつけをしなければいけませんし、観光地にはペット同伴では入れない施設もあります。
ペットが泊まれるホテルは少ないため、旅行の際はペットホテルに預けるたり犬と車中泊をしたりする人が多いです。1人で趣味に熱中したい、出張や引越しが多いという人は犬を飼うのには向いていないでしょう。
4.家が汚れる
トイプードルのように抜け毛が少ない犬種もいますが、犬を飼っている家庭はとにかく抜け毛に悩まされます。掃除機をかけても毛を完全に取り除くのは不可能です。
犬が家具や日用品をかじって壊す、床が傷つく、トイレ以外の場所で排泄をして汚れるという事態は必ず起こります。
飼い主は汚いものを掃除するだけでなく、修繕もする必要があります。ペット可の賃貸物件もありますが、退去費用は高額になると覚悟しておくべきです。
5.室温管理をしなければいけない
犬にも人間と同じく室温管理が必要で、環境が悪いと熱中症や低体温症を起こして命に関わることがあります。
特に近年の夏の暑さは厳しく、外出中に停電が起きて冷房が止まると犬は無事なのかと心配になってしまいます。急いで帰宅する飼い主も珍しくありません。
また冷房を24時間つけっぱなしにする家庭も多く、光熱費もその分かかります。
6.犬は人間よりも寿命が短い
ペットも医療が発達したおかげで寿命が延びていますが、犬の寿命は10~15年です。大型犬は8歳前後で亡くなる犬も多いです。
寿命が延びているといっても歳とともに体の不調が増え、治療をしながら生きる犬がほとんどです。最後は介護が必要になって飼い主が苦労するケースもあります。
犬は飼い主しか頼る相手がいないので、若い頃はやんちゃでも最後は飼い主のことを信頼してくれます。大変なことがあっても犬に先立たれると必ず喪失感を感じます。
ペットロスに陥ってひどい場合は長期間体調を崩す人もいます。ペットロスから立ち直れないとわかっている人は犬を飼わない方が良いでしょう。
まとめ
犬と暮らすには大変なこともありますが、犬を通じて友人ができたり行動範囲が広がったりと、それ以上の幸せがあります。
犬を飼いたいと思ったらその犬は自分に合っているか、自分の生活スタイルや年齢、住環境などよく考えてください。
何かあったら代わりに世話をしてくれる人はいるかどうかも含め、余裕を持った上で犬を迎えましょう。