産後にまさかの夫婦の危機?!「モラハラ夫」に苦しんだ日々【体験談】
2人の子を育てているママライターの“FUTAMU”です。人材系企業にて営業職をしています。夫とは学生時代に出会い、付き合い始めてから7年で結婚し、28歳で妊娠しました。付き合っている間はほとんど喧嘩がなく、妊娠当時も夫婦の関係に不安はありませんでした。
しかし、産後に状況は一変。お互いに気持ちの余裕がなくなり、穏やかな性格だと思っていた夫からまさかの暴言を吐かれる日々が始まったのです。
誰にも打ち明けられなかった苦しい日々を、振り返ります。
事の発端!!「朝帰り&逆ギレ事件」
最初の衝突は産後3週目ごろ。夫が飲み会に行ったまま無断で朝帰りをしたことがきっかけでした。私は、妊娠がわかってから1年ほど、大好きなお酒を我慢しているのです。
初めての育児で、小さな命を守るのに必死な毎日。夫に必死で気持ちを訴えると、逆ギレされました。
その日はつらくて、泣きながら近くにある実家へ帰りました。夫はすぐ迎えに来てくれたものの、そのころから些細なことで喧嘩になり、モラハラとも言える暴言も始まりました。
何かにつけて発せられる「別れるか?」。モラハラ&ネグレクト事件
子どもが生後4ヶ月ごろに、夫に転勤の辞令が下されました。見知らぬ場所で周りに知り合いもいない、孤独でつらい日々が始まりました。
夫に子育ての協力を求めると、「だからついて来なければよかったのに」「そんなに気に入らないなら別れるか?」と言われ、狭い部屋の中で逃げ場もなく、我慢するほかありませんでした。
私が胃腸風邪で40度の熱が出たときのことです。「仕事を休んで子どもの面倒を見てほしい」とお願いすると、夫は「仕事があるから無理。さっさと実家に帰れば」と言い放ち、あっさりと仕事へ行ってしまいました。このできごとは今でも忘れられません。
折れない喧嘩で折れた肋骨!?「骨折事件」
子どもが1歳になり、私は復職。仕事・家事・育児の毎日は大変でした。夫との言い争いも、さらに増えていました。
ある日も口論になり、喧嘩はエスカレート。取っ組み合いの末に、私は肋骨を2本折って救急搬送。夫は警察に厳重注意を受け、双方の両親も巻き込む大ごとになってしまいました。
私は精神的につらくなり、カウンセリングに通院することに。当時2歳の娘に悪影響を与えてしまったと心配していましたが、変わった様子もなく安心しました。
モラハラ夫の「理由」
この事件をきっかけに、夫は家事や育児を文句を言わず手伝ってくれるようになったのです。
結婚が比較的早かった私たち夫婦。共働きで子育てをすることがどんなに大変なことなのかを、しっかりとイメージができていませんでした。
父親である夫が育児参加するには、思っていた以上にさまざまな障害があります。そのたびに私たちは「自分の方が大変なのに!」の押し付け合い。当時は、理想と現実のギャップに対応できなかったのかもしれません。
「骨折事件」から約1年半がたち、2人目の子どもが生まれました。1人目の時よりもはるかに協力体制ができているため、私たちの心に余裕が生まれました。少しずつお互いを理解し、思いやりの気持ちが持てるようになってきたと思います。
[FUTAMU*プロフィール]
3歳の女の子と0歳の男の子の母(31歳)。人材系企業にて営業職をしていますが、現在は第2子出産直後で育児休暇中。最近は産後太り解消のため、エクササイズの動画と、糖質オフのおやつ作りに夢中です。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。
イラスト:POLI_portlab