1週間の疲れを癒す。「ブロッコリー」と合わせて煮込むと“疲労が軽減”する体が喜ぶ食材とは?
朝、起きると疲れが残っていると感じたことはありませんか? ストレスを感じる生活や質の悪い睡眠などが原因になることもあるそうですが、疲れにくい体にする食材があるんだそう。今回は管理栄養士の関口絢子さんに、「大豆とブロッコリーのトマト煮」を教えていただきます。
教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
ブロッコリーと大豆の煮込み
「朝起きると疲れが残っている」「スタミナ切れを起こす」「とにかく疲れやすい」という方必見です。今回は、疲れを取るためのパワー食材を使った簡単レシピ「大豆とブロッコリーのトマト煮」をご紹介します。大豆とブロッコリーのトマト煮は、疲労を軽減させる抗酸化物質がたっぷり取れる簡単煮込みです。大豆ペプチドは腸管での吸収が早く、成長ホルモンの分泌を活性化するので、寝ている間のメンテナンスにも効果的です。
疲れの原因は人それぞれ違いますが、睡眠の質が悪い・ストレスを感じる生活・栄養不足・自律神経の乱れ・体温が低いなどの原因が考えられます。リズムのある生活を送る、朝食を食べる、糖分が多い市販のジュースをやめる、朝にたんぱく質を摂る、腹八分目の食事にするなどに気をつけると、疲れにくい体になります。
ブロッコリー
ブロッコリーは切り口から酵素が働いて、スルフォラファンという抗酸化物質を増やします。切ってから4~5分放置してから使うと、より有効成分が増えることが分かっています。
加工トマト
加工しているトマトは、生のトマトよりリコピンが多く摂れます。
「大豆とブロッコリーのトマト煮」の作り方
材料
・大豆水煮……1缶
・カットトマト水煮……1缶
・ブロッコリー……1株
・みそ……大さじ3〜4
・オリーブ油……適宜
作り方
1.ブロッコリーを小房に分けて、きれいに洗い、小さめに切ります。茎も皮を厚くむいて、細かく包丁で切ります。
茎に包丁を入れて切ると、つぼみの部分がボロボロしにくいです。
2.鍋にオリーブオイルをひいて中火にかけます。ブロッコリーを加えて炒めます。
3.ブロッコリーに軽く油がまわったら、カットトマト水煮、大豆の水煮を汁ごと入れます。
※蒸し大豆など水分がなかった場合は、水(100cc)を加えてください。
4.混ぜ合わせてからみそを入れ、ふたをして煮ます。好みのかたさになるまで加熱時間を調節してください。
※みそは種類によって塩分濃度が変わりますので、全体の様子を見ながら加減してください。
5.器に盛りつけて、できあがりです。
味つけはみそだけですが、おいしくしあがっています。栄養が摂れる食事で生活習慣の乱れを整え、疲れない体作りに取り組んでみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。
ayako/ライター