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“死”や“死後の世界”をテーマとするフェイク・ドキュメンタリー 『映画版「光の速さ」』の無料オンライン配信がスタート

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映画版「光の速さ」

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京が主催するTokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13のひとつ、アルゼンチンの演劇/映像作家、マルコ・カナーレが手がけるツアー型演劇プロジェクト『光の速さ-The Speed of Light-』の制作と並行して撮影した映像作品『映画版「光の速さ」』の無料オンライン配信が本日2021年5月12日(水)より開始された。

本企画は、ツアー型の演劇を2021年5月5日(水・祝)より上演予定だったが、その後、政府の緊急事態宣言により一部公演を中止し、5月22日(土)14:00からの公演のみ予定通り実施となる(定員に達したため前売チケット販売終了、当日券販売なし)。

『映画版「光の速さ」』は“死”や“死後の世界”をテーマとするフェイク・ドキュメンタリー。物語は、能楽師の夫に先立たれ、その形見である能楽堂を守ろうとするチヨコが、カナーレ自身の演じる“外国人の演出家”による東京のシニアたちとの演劇プロジェクトに参加するところから始まる。チヨコが同世代の出演者たちと出会い、演出家とともに作品を創作していくという、この「光の速さ」プロジェクトの制作過程をなぞらえるかのような展開を交えながら、2019年からカナーレが東京でリサーチした日本の歴史や文化など多様な情報をベースとして書き下ろした虚構の物語が広がっていく。

過去・現在・未来の世界が複雑に交錯する唯一無二の「東京」の姿を描き出す本作は、異なる背景・文化をもつ演出家と、出演者である東京のシニアが制作過程で多くの時間を共に過ごし、議論を重ね、互いの人生を見つめ直すことで完成したという。同じあらすじの演劇作品の制作・稽古と同時進行で撮影されていることで映し出されるリアルなシニアたちの姿はもちろんのこと、夫の魂に導かれてチヨコが目指す山林のロケーションなど、演劇作品における演出や舞台美術とは異なる、映像表現ならではの美しさをもった「光の速さ」になっているという。

上映期間は2021年5月12日(水)より5月31日(月)まで。

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