キャラ活躍の裏に熱意 かわさきキャラ着ぐるみ隊〈川崎市宮前区〉
宮前区制40周年を前に、さまざまなイベントを盛り上げている区PRキャラクターの『宮前兄妹』。その活躍を裏で支えているのが、市民団体「かわさきキャラ着ぐるみ隊」だ。
現在の隊員は20人超。2013年の設立から多少のメンバーの入れ替わりはありつつ、市内の公共施設のキャラクターを中心に、県外からも声がかかり年間80回ほど出演するなど活躍。イベント会場や商業施設、保育園などでキャラクターの着ぐるみを活用したパフォーマンス、補助などを行っている。着ぐるみ経験のある市職員は「演技が我々と全然違い、質が高い」と口々に評価し、信頼は厚い。
着ぐるみの改修も行う。先日のさぎ沼まつりで初披露となった、カッパーク鷺沼のイメージキャラクター『カッちゃん』の40周年記念Tシャツをはじめ、衣装についても「どこに付ければ一番かわいいか」「どうすればより可動域が広がるか」などを考えて手を加えているという。
コロナ禍でイベントが激減し出演回数も減っていたが、その間にも全国のキャラクターの動きを研究するなど研さんを重ねてきた。活動資金は、隊員のカンパで賄われているが「パフォーマンスを楽しんでくれる人がいる。それが私たちは楽しい」と楽しさを活力に活動を続けてきた。再びイベントが増えつつあり、記念式典も控える。