Seriaのフィギュアを魔改造 絶妙なキモかわいさを放つ「コレジャナイガンダム」に
100円ショップ「Seria」で販売されている「戦闘フィギュア」をご存じでしょうか。組み立て式ながら可動範囲が広く、様々なポージングが可能と評判のアイテムですが、これにユーモアたっぷりな改造を施したのはXユーザー・くまだいさんです。
「購入したパーツと不要ランナーを切り貼りすることで、コレジャナイガンダムが完成しました(笑)」という一言とともに投稿された写真には、どこか頼りなげで妙に人間くさいガンダムの姿が写っていました。
くまだいさんに話を聞くと、元々「戦闘フィギュア」の評判を耳にしていたものの、購入当時はカラーバリエーションが赤と白しかなく、赤を見たときには「スペースコブラの主人公・コブラっぽいな」なんて思っていたのだとか。
そんな同アイテムにこの度、青・黄・緑の新色が追加で登場。これならば「トリコロールが揃う=ガンダムが作れる!」と閃いたことから「Seria製ガンダム計画」が始動しました。思いついたその日に早速制作に取りかかったといいます。
■ ガンプラのパーツは使わない、あくまで「Seria縛り」
制作には、購入した各色の戦闘用フィギュアのパーツを切断・接着し、さらに残ったランナーを利用して細部を再現するという独自の手法が取られました。
従来のガンプラのパーツを流用し、よりそれらしく再現することも可能でしたが、「それは面白くないと思った」と、くまだいさん。あくまで戦闘フィギュアのパーツとランナーだけを使って、それっぽいガンダムを作るという縛りを設けたことが、作品の面白さを引き立てる結果となりました。
■ こだわりは「カッコよくしないこと」
本作において、くまだいさんがこだわったと語るポイントは「とにかく“カッコよくしないこと”」。確かに、ポージングを取るガンダムの姿は、見れば見るほど味が出てくる不思議な造形です。
ジッと見ていると、自然と笑いが込み上げてくる容姿に、「細くて頼りなく弱そうな感じが出ていてコレジャナイ感がバッチリでした(笑)」と、くまだいさんも手応えを感じたようすです。
それは投稿を見た人にとっても同じであるようで、コメント欄には「ジワジワくる」「ポーズが秀逸」など、笑いと称賛の声が続々。1万件を超えるいいねが寄せられるなど、大きな注目を集めました。
こうした反響を受け、続けてガンキャノンやジム、さらにはガンタンクも作り上げてしまったくまだいさん。デスクの上で、100均アイテムによる「V作戦」が着々と進行しているようです。
<記事化協力>
くまだいさん(@oqPpSH1ZhXLW4zA)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025111102.html