試合の日は大歓声がBGMに!野球の“聖地”甲子園球場に隣接する『素盞嗚(すさのお)神社』の魅力 西宮市
阪神甲子園球場(西宮市)の隣に位置する『甲子園 素盞嗚(すさのお)神社』。その立地から、「甲子園神社」や「タイガース神社」とも呼ばれ、親しまれています。
400年以上の歴史を誇る同社では、水害の多い武庫川の支流と海からの高潮を鎮めるため、海原を治める素盞嗚尊(スサノオノミコト)が御祭神として祀られています。
また、武勇の神様でもあることから、『阪神タイガース』の選手やファンのほか、多くの高校野球関係者が必勝祈願に訪れます。
境内には、ボール型モニュメントや野球塚、タイガース公認の絵馬やお守りなど、野球にゆかりのあるものがたくさん!そんな野球ファン必見の神社を訪ねてきました。
神社があるのは、阪神甲子園球場ライト外野席のすぐ真横! 試合日にはファンの大歓声が境内に降り注ぎ、試合の進行具合がリアルタイムで聞こえてくるほど球場と密接しています。
手水舎の横には、星野仙一元監督が揮毫(きごう:毛筆で言葉などを書くこと)した「夢」の文字が刻まれた「ボール型モニュメント」があります。
かつてご本人も訪れたというこの場所にある、ボールとバットを模したモニュメントには、必勝祈願や技術向上を願う球児や野球ファンが絶えずお参りに訪れているのだそう。
拝殿の横には、野球の神様を祀る磐座(いわくら)「野球塚」があります。こちらは阪神タイガースの元監督・岡田彰布氏の揮毫により建立されました。
野球塚の前には実物大の「ホームベース型敷石」があり、甲子園を目指す高校球児がここで素振りなどをしていくこともあるのだとか。
この日はちょうどタイガースのナイトゲーム開催日。まだお昼過ぎという早い時間にもかかわらず、必勝祈願に訪れる熱心なファンが次々と参拝にやって来ます。
驚いたのは阪神ファンだけでなく、対戦相手チームのファンも訪れ、今日の試合の勝利を祈願していました。
バラエティ豊かな御守は、タイガースのキャラクターやボール型、ホームベース型、さらには審判員のための「判断守」まで多種多様!
宮司さんに理由を伺うと「ファンの人たちからリクエストされると、ついつい応えてしまうんです」と笑って教えてくれました。
こうした宮司さんとの楽しい会話も手伝って、ファンの皆さんも自然と笑顔になって球場へ。関東から訪れたというご夫婦も「観戦時は必ずここに立ち寄りますよ」と話していました。
最後に宮司さんが「あと数年しかこの景色は見られないよ」と、そっと教えてくれたのが、境内から見える照明塔。
現在、甲子園球場では内野席を覆う大屋根「銀傘(ぎんさん)」を、アルプススタンドまで拡張する工事が進行中で、それに伴い既存の照明塔は撤去される予定なのだそうです。
工事が終わると神社からの風景はガラリと変わりそう。この貴重な甲子園の景色を見ておくなら、今が絶好のチャンスかもしれませんね。
場所
甲子園 素盞嗚(すさのお)神社
(西宮市甲子園町2-40)
問い合わせ
0798-41-4556