船からのエギングコウイカに初挑戦 釣趣と食味は病みつきに【忠栄丸】
愛知県・南知多町片名港の忠栄丸が、2月1日から乗合でのコウイカ釣りを始めるとのことで、開幕日に行ってきた。予備知識なしの釣りだったが、3匹を釣り上げることができた。
忠栄丸でコウイカ釣り
愛知県・南知多町片名港の忠栄丸で、2月1日から乗合でのコウイカ釣りが開幕するというニュースが飛び込んできた。イカ釣りは12年ほど前にスルメイカを釣った経験しかなく、コウイカを釣ったのは10年ほど前にフグのカットウ釣りで間違って掛かってきて、墨で大騒ぎをして以来だ。
予備知識は胴つき1本バリでハリス4号60~80cm、エギは各自使用とのことで、釣具店マルハンの斉藤店長に助言を求めると、2種類のエギをとのアドバイスをもらって、ルンルン気分で仕掛けを作った。
予報は夜から雨、風も少々で曇り空とまずまずの天気とか。当日の午前4時に自宅を出発して、天白川の川面は静かで、途中コンビナートの煙突から出ている煙も静かに上昇していて、海も穏やかなのを確信する。
午前5時30分から忠栄丸での受け付けが始まり、45分から釣り座の抽選があり、私は右舷ミヨシに決まり着座。コウイカ用の仕掛けをセットして、定刻の6時30分に満席で出船した。
アタリが分からず苦戦
航程40分で伊勢湾沖の流し釣りポイントへ到着。曇天、微風、波高1.5mのベストコンディションで、山下船長より「水深70m。底を中心に2mの範囲を探ってください。準備できた人から始めてください」との合図で一斉投入となった。
ラインがトモからミヨシへ速く流れるので、隣の人のラインを見ながらオマツリしないように注意して仕掛けを下ろす。着底後にイトフケを取って、底を中心に2mの範囲で上げたり下げたりを繰り返すが、全くアタリが分からず。エギが悪いのだろうか?
空アワセに本命
1流しごとエギを交換して、3流し目に駄目元でフグのカットウ釣りのように空アワセを入れていると、急に重さを感じて、何かが掛かったと判断して慎重にリールを巻き続ける。
「外れるな、外れるな」と祈りながら、手巻きリールでは70mが非常に長く感じる。コウイカの姿が見え、一気に船の中へ取り込みヤレヤレだ。
ポツポツ追加し3匹
潮が緩んだ午前9時ごろに2匹目が上がる。このころに隣から胴の間、トモの人もコウイカを上げるのが見られ、コウイカの居着きポイントがあるようだった。
潮が動きだすと掛かりが悪くなって沈黙が続き、午前11時すぎに大きくポイント移動すると、当日一の重さを感じて、より慎重にリールを巻いて3匹目をゲット。その後ポツリ、ポツリと上がるのが見えたが、私は掛けられず午後12時30分に沖上がりとなった。
当日の釣果はコウイカが3匹で、サオ頭の8匹はイシグロ半田店・フィッシングマイスターの吉田さん。7匹上げた人もいて、全員が上げていて、私が一番少なかったみたい。開幕はスペシャリストが集まったのかな!?
釣趣に病みつきになりそう
水深が50~70mと深くてアタリが分からないが、シャクリを入れた瞬間にガツンと腕が止められ、ヤッターと声が出る。これはフグのカットウ釣りに通じるところがあり、癖になり病みつきになりそう。コウイカ釣りも数年後にはメジャーな釣りに昇格していると私は信じており、間違いなくはまるだろう。
当日の反省としては、サオが硬めで、エギは水深が70mと深いので蛍光もありかな!?カラーもいろいろで、タコ釣りに似ている。
夜は刺し身と塩焼き、2日目の野菜炒めもグ~な味。山下船長も「ドンドン出船してチャレンジしていきます」とのこと。皆さんも防寒対策とコロナ対策を万全にして、新しいコウイカ釣りにチャレンジしてほしい。
<週刊つりニュース中部版 APC・大橋浩/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年月日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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