「ETCカード」は挿しっぱなしNG!車内で壊れる“知っておきたい理由”「よくやってた…」
夏休みに旅行や帰省の予定を立てている方も少なくないでしょう。移動に高速道路を使うときは、スムーズに通過できるETCカードがとても便利。きっと一度挿したら、ついそのままにしてしまう方も多いかと思いますが、じつはこれNG行為です。ここでは、「車にETCカードを挿しっぱなしにしてはいけない理由」と、今日からできる対策についてご紹介します。
ETCカードの故障につながるかも
一度車の車載器に入れたら、ETCカードをずっと挿しっぱなしにする。この行動は、ETCカードの故障や破損につながります。
その原因は、車内の高温です。真夏の車内温度は、エアコンを切ってからわずか15分程度でサウナ状態になります。外気温が30℃を超える日には、車内はあっという間に60℃以上に達することも……。ダッシュボードに関しては、80℃近く熱を持つと言われています。
ETCカードの耐熱温度は、45~50℃程度。車内の高温な環境に長時間置いておくと、ETCカード内部のICチップが壊れたり、熱でカードが変形したりするおそれがあるんです。
窓貼り付けタイプで注意したいこと
ETCカードの車載器にはいろいろと種類がありますが、フロントガラスに取り付ける「窓貼りタイプ」の場合は、高温に加えて直射日光の影響を受けやすく、より温度が高くなる傾向があります。
ETCカードが使えなくなれば、料金所でバーが開かず立ち往生……なんてことにもなりかねません。
ETCカードの破損を防ぐために
ETCカードは精密機器。熱に弱いため、使用後は必ず取り出す習慣をつけましょう。
車を降りたらETCカードを取り出して、別の場所に保管する。この流れを徹底すれば、車内に置きっぱなしにすることはありません。
ETCカードを車内に放置することは、盗難リスクも伴います。車でおでかけする機会が増える夏だからこそ、ETCカードの取り扱いにはくれぐれも注意してくださいね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア