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㈱カルナエスト MATSUと麻生区イチゴ発信 連携し都市農業の周知へ〈川崎市麻生区〉

タウンニュース

購入者と写真に写るMATSUさん(中央)

全国都市緑化かわさきフェアのプレイベント「休日大満喫FES」が3月23日、等々力緑地(中原区)で開催された。市内から多くの団体が参加する中、農業生産法人(株)カルナエスト(山田貢代表取締役/岡上)は、川崎市市民文化大使を務めるEXILEの松本利夫(MATSU)さんと共に、麻生区で行われている都市型農業のさらなる周知を目指し、自家製イチゴを使ったメニューを販売した。

川崎応援プロジェクトと銘打ち、約3年前から動画配信を行う松本さん。昨年から動画の企画内で、同社と協力しながらワインや米、イチゴづくりなどに挑戦している。

企画の中で一般向けに販売するのは今回が初。当日は山田さんやスタッフが4種類のメニューを調理し、提供。松本さんが購入者と一緒に写真に納まる姿も見られた。イチゴ串を購入した家族は「散歩がてら来たら本人がいて驚いたけど会えてうれしい。イチゴはギュッと実が詰まっていて甘くておいしかった」と笑顔を見せた。

松本さんは「イチオシはご飯をイチゴと一緒に炊いたイチゴカレー。ふわっと匂いが香る」と手応えを語った。山田さんと企画を始めてからは、1カ月に3回麻生区に通うことも。「企画がきっかけでワインスクールに通い始めたりした。自分にできることを地道に続け、色々なメディアで川崎の良さを発信できれば」と思いを語った。

山田さんは「MATSUさんが発信してくれることで、川崎でもイチゴを育てられる、農業ができるということがより多くの人に伝わるのでは」と期待を寄せた。

SDGs推進隊も

同会場内では、男子バスケットボール・Bリーグ1部の川崎ブレイブサンダースが主催するSDGsイベント「&ONEdays」も同時開催。麻生区からは、小中学生が区内で実践されている取り組みを学ぶ「麻生区SDGs推進隊」が参加し、売り上げを小児がんの治療のために寄付する「レモネードスタンド」を出店した。

同推進隊がイベントに出店するのは今回で3回目。2月に新百合ヶ丘で開催された「SDGsマルシェ」の中で共に参加した市民団体「ミライアルかわさき」の協力のもと、同イベントへの参加が実現した。

当日はメンバーが手作りのレモネードやホットレモンを販売。来場者に向けて大きな声で呼びかけた。メンバーの伊藤由莉奈さん(南百合丘小学校5年)は「レモネードを売るだけで小児がんの子どもたちの役に立つ。目的があることを知ると気持ちが入る」と意欲を見せた。

同推進隊を運営する一般社団法人サステナブルマップの今井雄也代表は「子ども同士が繋がれる場にもなる。実際に販売することで学校では習わない経済的なことを勉強する場になれば」と思いを語った。

呼び込みをするSDGs推進隊

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