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自分の世界観やコレクションを楽しもう!ミニカー専門店「NEWOLD」。

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自分の世界観やコレクションを楽しもう!ミニカー専門店「NEWOLD」。

プラモデルとともに昔から愛されているホビーの代表に「ミニカー」があります。子どもの頃に親から買ってもらった経験がある方も多いのではないでしょうか。実は柏崎市に、そんなミニカーの専門店があるんです。その名も「NEWOLD(ニューオールド)」。今回はお店を運営する「株式会社プレジャーネット」の代表・日向さんにミニカーの魅力や楽しみ方を聞いてきました。

株式会社プレジャーネット

日向 曜 Akira Hinata

1981年山形県生まれ。新潟工科大学入学を機に柏崎市で生活を始める。学生時代からアルバイトをしていたイトーヨーカドー柏崎店で働きながら、2007年に「株式会社プレジャーネット」を起業し、カーオーディオの修理、自動車部品のネット販売などを始める。2011年に柏崎市でミニカーショップ「NEWOLD」をオープン。趣味は料理で、給料日にはスタッフに手づくり料理を振舞っている。

アルバイトで知った、小売業の楽しさ。

——日向さんは山形県のご出身なんですよね。どんなきっかけで柏崎市に来られたんですか?

日向さん:柏崎市にある新潟工科大学に入学したのがきっかけです。僕は高校生の頃から無線通信が趣味で、通信機器に興味があったんですよ。だから誰よりも早くポケベルや携帯電話を使っていました。高校時代からものづくりも好きで、ロボットコンテストやソーラーカーコンテストとかにもチャレンジしていたんです。だから工科大学で勉強して無線関係の仕事をやりたいと思っていました。

——それじゃあ、大学を卒業してからは無線関係の仕事に就いたんですか?

日向さん:いえ、柏崎市にあったイトーヨーカドーに勤めたんです。実は大学時代からそこでアルバイトをしていたんですが、働いているうちにだんだん小売業に興味を持つようになったんですよ。もともと人と接するのは好きだったので接客の仕事が楽しくなってきて。そのまま20年くらいイトーヨーカドーで販売の仕事に携わってきました。

——けっこう長く勤めたんですね。販売の仕事が向いていたんでしょうか。

日向さん:そうかもしれないですね。最初は「いらっしゃいませ」も言えなかったのに、いっぱしの販売員になれたのもイトーヨーカドーのおかげだと思っています。本当にいろいろなことを勉強させていただきました。

——「NEWOLD」を運営している「株式会社プレジャーネット」という会社はいつ頃から始めたんですか?

日向さん:イトーヨーカドーではパート社員だったので、それだけで生活していくのは難しかったんです。だからパート社員として働きながら、2007年に「株式会社プレジャーネット」を立ち上げました。カーオーディオの修理や自動車部品のネット販売をメインに、イトーヨーカドー柏崎店の印刷物なんかも手がけていましたね。

——二足のわらじを履いてがんばっていたんですね。やってみていかがでした?

日向さん:10年前までは景気もよかったんですけど、ETCも標準装備されるようになって、カーオーディオは車種ごとの専用設計のものが多くなったので、カーオーディオをいじる人が少なくなってきちゃったんですよ。

柏崎市でミニカーショップを始めたわけ。

——「NEWOLD」オープンのいきさつを教えてください。

日向さん:「株式会社プレジャーネット」の商売が先細りになってきたのと同時に、2018年にイトーヨーカドー柏崎店が閉店することになったんです。柏崎市からはイトーヨーカドーだけじゃなくて、いろいろな企業や施設が次々となくなっていて、今、雇用の場がどんどん失われてきているんです。このままじゃまずいと思って、柏崎を少しでも元気にしたいという思いで2019年に「NEWOLD」をオープンしました。

——なるほど。だから自動車部品みたいにネット販売ではなくて、実店舗で営業することにしたんですね。

日向さん:そうですね。実際、市外や県外から来られるお客様が多いんですよ。そういう意味では少しずつ柏崎市に人を呼ぶことができている気がします。あと、実際に現物の状態を目で確かめることができる場所が、地方には少ないっていうこともあって店舗営業にこだわりました。塗装の状態とか細かいディティールとかは、自分の目で直接見て確かめてほしいんです。

——それって、マニアにとってはうれしいことですよね。でも、どうしてミニカー専門店に?

日向さん:僕がミニカーを集めていたこともあるんですが、できるだけ競合のない商売を探したんです。最初は「ふりかけ屋」をやろうかとも思っていたほどです(笑)。でもふりかけは賞味期限があるじゃないですか。ミニカーには賞味期限がない上に、長期在庫していればプレミアがつくことだってあるんですよ。

——そうか、在庫があまり怖くない商売、ということですね(笑)

日向さん:そうなんです。でも利幅が少ないので儲かりません(笑)。ミニカーショップやホビーショップも全国的に高齢化して、どんどん減っていく一方なんです。それが残念だと思ったことも自分でミニカーショップを始めた理由のひとつですね。

——大きな店はともかく、小さな店はどんどん閉まっていってますよね。ところで「NEWOLD」では、どんなミニカーを選んで仕入れているんですか?

日向さん:自分の好みではなくて、あくまでもお客様目線で決めています。だからスタッフにもミニカー好きな人を選ばないようにしているんです。自分好みで選ばれると商品が偏っちゃうから(笑)。選ぶときは常連のお客様の趣味に合わせたり、今までの売れ方を見て判断していますね。マニアはかっこいいかどうかよりも、人気車種の希少なものを求めていることが多いんですよね。

——あくまでお客さんを優先にしているんですね。おすすめの商品があったら教えてもらえますか?

日向さん:いやぁ、こればっかりはお客様の好みがあるから人それぞれですよね。みんなおすすめっていうしかないんです。ただ、うちは新潟県唯一の「リバティーウォーク」ホビー取扱店なので、そこはおすすめっていえるのかな。

——ミニカーの楽しみ方でおすすめはありますか?

日向さん:パッケージのまま飾ったり、展示ケースに入れて飾ったりしている人が多いんですが、ジオラマを作って楽しんでいる人もいますね。縮尺が統一されているので、互換性もあって作りやすいんです。知り合いの塗装会社の社長もミニカーにハマって、ジオラマの製作をしていて、今後はギャラリーを作って販売も予定しているようです。そんなふうに自分の世界観を再現して楽しむのもおすすめですね。

——今日はいろいろありがとうございます。最後にミニカーの魅力を教えてください。

日向さん:実車をコレクションするのは難しいですし、現在ではなかなか見ることができなくなった車もたくさんあります。そういう車を手軽にコレクションできることが魅力ですよね。私たちよりもお客様の方が詳しいことも多いので、逆に楽しみ方を教えてもらったり、気づかされたりすることもあります。今後もミニカーで柏崎に人を集められたらと思っていますので、お探しのミニカーがある方や、これから集めてみようと思っている方はぜひお越しください。

マニア心をくすぐる高価なものからリーズナブルなものまで、いろいろなミニカーが揃っている「NEWOLD」。お客さんが来るたびに声をかけて、楽しそうに談笑する日向さんの姿に、お客さんを大切にする姿勢を垣間見ることができました。ミニカーマニアはもちろん、気になっている方はぜひ立ち寄ってみてください。お気に入りのミニカーに出会えるかもしれませんよ。

NEWOLD

新潟県柏崎市大和町4-2

0257-32-9041

11:00-19:30

水曜/第2、4木曜休

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