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非常口の誘導灯が「緑色の理由」。知って納得の「色」にまつわる雑学【1分でサクッと読める雑学】

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非常口の誘導灯が「緑色の理由」。知って納得の「色」にまつわる雑学【1分でサクッと読める雑学】


テレビ番組でも活躍中のクイズ作家・近藤仁美さんが集めた珠玉の雑学をご紹介。「ピラミッドの頂上にはカフェがあった!?」「ゆで卵は頑張れば生卵に戻せる!」など、知ればきっと誰かに教えたくなること間違いなし!『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』に収録の雑学を厳選。ちょっとした話題作りに役立ててみてはいかがでしょうか。


※本記事は近藤仁美著の書籍『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』(永岡書店)から一部抜粋・編集しました。


非常口の誘導灯の色が緑なのには理由があった!


非常口のあのデザインは、日本人が考案したものだ。1979年、消防庁の公募に全国から3000点あまりの応募があり、その入選作をもとにサインデザイナーの太田幸夫氏が制作、世界に提案した。


ところで、非常口の誘導灯が緑色なのはなぜだろうか。答えを知らなくても、図工の授業を思い出すと理由が想像しやすい。あの誘導灯が緑なのは、火事などの際、赤い火のなかで真逆の色にあたる緑が目立つからだ。


緑といえば、病院の手術着がしばしば緑なのはなぜだろう。これにはいくつか理由がある。ひとつは、緑の布に赤い血が飛ぶと、真逆の色を混ぜたことになるため無彩色(黒や灰色)に近くなり、生々しさを軽減できるためだ。もうひとつは、血などの赤いものをずっと見ていると、目がバランスをとろうとして緑の残像を作り出すことに関係する。この残像は視界の邪魔になるため、多少なりとも軽減できるよう、手術着は緑にしているのである。

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