函館の空を駆け抜けるパイロット「五稜」ふるさとで家族に伝えたかった思いと未来
一斉に空を見上げる人々。
切り裂くように舞い隊列を組む戦闘機、F-15の姿がそこにありました。
「ここまで来たよ」
この空へ特別な思いで向かったパイロットがいました。
北海道初の女性戦闘機パイロット
「こちらがF-15戦闘機です」
そう案内してくれたのは千歳基地第2航空団の小林夏帆(こばやしかほ)さん。
全国で数人しかいない女性戦闘機パイロットで北海道出身では初めてです。
「私のタックネームは五稜。函館市出身なので五稜郭がなじみのある場所で、『五稜』を希望したら希望通りになりました」
任務中は名前ではなく、愛称(タックネーム)で呼ばれるのが戦闘機パイロットです。
F-15戦闘機の速度は最大マッハ2.5。千歳~東京間を約17分で行ける計算です。
そのスピードで飛行し、急旋回、急上昇。
最大9G。50キロの人だと450キロの負荷が体にかかる計算です。
厳しいトレーニングを積む小林さんですが…こんな意外な一面も。
「実を言うと、ジェットコースターとか嫌いなんですけど…。F-15はあんまり怖くない」
そんな小林さんに、特別な瞬間がやってきました。
「来た!来た!」
F-15でやってきたのはふるさとの空。
家族がその姿を地上から見守っていました。
小林さんがふるさとの空から見つめたさらなる夢も教えてくれました。
タックネーム「五稜」の挑戦が続きます。
文:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2026年3月)の情報に基づきます。