【熊本市中央区】誰もいない夜の本屋さんへ…。長崎書店の無人営業時間に潜入してみた!
上通アーケードの中にある長崎書店。 歴史を調べたら、なんと明治22年の創業だそうで、136年もの歴史をもつ老舗書店です。 その長崎書店が、今年の8月16日から、朝と夜に無人営業を開始されています。 実際に無人の時間に店舗に行ってみると、入ろうとはしてみるものの、ドアが閉まっていて諦めて帰っている方も…。 店員さんがいない状態で、どのように営業されているのか、実際に無人の時間帯に行って本を購入してみました!
無人営業中はドアクローズ中
長崎書店が無人営業をされているのは、9:30~11:00の朝1時間半と、19:00~22:00の夜3時間。
この時間帯、自動ドアは近づいても開かず、固く閉ざされています。
「無人営業中」の表示パネルがあり、QRコードを読み取り、長崎書店の公式LINEを追加すると、ドアが開く仕組みになっています。
ドアオープン!!!
書店に入るために、早速QRコードを読み取り、長崎書店のLINEを登録。
登録すると、スマホの画面にて、性別と生年月を聞かれるので、これを入力して「ドアを開く」を押します。
「ウィーーン」と自動ドアがオープン!おおーーーーっ!開いた開いた!!!
スマホからの操作でドアが開くなんて、なんてかっこいいんだ!! 秘密組織のビルに入る、映画の主人公のような気分です。
誰もいない夜の書店
夜20:00頃訪れましたが、店内には店員さんもお客さんもおらず、まったくの無人状態。
通常、店員さんがいるレジにはネットが張られており、誰もいません。
売り場にもお客さんは見当たらず、長崎書店をおひとり様で貸切状態!!!なんという贅沢でしょう!
無人の時間帯は、店内のギャラリーの観覧や、作品・物販の購入、お取り寄せ品の定期購読品の購入や受付、ラッピング包装、図書カードなどの購入などはできませんが、本の購入はセルフで行うことができますよ。
イスのある児童書や絵本のコーナーもあり、誰もいない本屋さんでのんびりとくつろげます。
実際に本を買ってみた!
ドキドキの夜のひとりじめ書店で、本をじっくり見てみます。 いろいろと読みたかった本があったような…。
あっ!平積みスペースで、読みたかった本を発見!
藤井一至さんの「土と生命の46億年史」!!!選書がマニアックですみません。畑もやっている身としては、土のことはとっても気になるのです。
レジの横に、大きなパネルのセルフレジがあるので、早速本を持っていって、こちらでお会計を行います。 まずは本のバーコードを読み込んで、その後、支払いを行います。 無人レジでは、現金や図書カードなどは使えず、クレジットカードや、Paypay・d払いなどのQRコード決済、楽天エディやnanacoなどの電子マネーが利用可能となっています。 今回は、クレジットカードで支払いを行いました。
カードを「ピッ」とタッチするだけで、あっという間に決済完了!
お仕事などで書籍を購入される場合、紙のレシートの発行はできませんが、電子領収証も発行してもらえます。 データで領収証までいただけるのはありがたいですね。
有料のレジ袋も用意されているので、袋が必要な方は、レジ横にある袋をご利用ください。 お店を出る時は、手続き不要で、自動でドアも開きますので、ご安心くださいませ。
ブックサンタで本の寄付もできます
長崎書店は、NPO法人チャリティーサンタが主催する社会貢献プロジェクト、ブックサンタにも参加しており、購入した本を全国の子どもたちに届けることもできます。
こちらは無人営業中も寄付が可能で、購入した本を、こちらのボックスに入れれば、子どもたちに本を届けることができますよ! 9月23日からクリスマスの12月25日までの、期間限定のプロジェクトになりますので、サンタさんになって、子どもたちに本を届けたい方はぜひ、本の寄付もされてみてくださいね!
まとめ
店員さんもおらず、ちょっと特別な雰囲気を味わえる長崎書店の無人営業。 老舗書店とテクノロジーが融合した素敵な営業形態でした。
しっかり防犯も考えられていて、無人でも安心して利用できます。
大切な書籍類を販売されている、長崎書店での無人営業は、お客様への信頼があってこそです。 飲食や喫煙はしないなど、店内でのマナーをしっかり守って、ぜひお気軽に利用されてみてくださいね!※許可を得て撮影させていただきました。