鉄道では運転の見合わせも 南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」
8月8日午後4時43分に日向灘で発生した地震で、気象庁は「南海トラフ臨時情報・巨大地震注意」を初めて発表した。三重県内の自治体では、災害対策本部を設置し、情報発信などで注意を呼び掛けた。
四日市市は8月8日午後5時災害対策本部を設置、同7時40分には四日市市Sアラート、安全安心防災メール、市ホームページなど情報発信をした。大規模地震発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられるという。四日市市では、警戒初動体制として各地区市民センターに職員を配備した。
鉄道関係にも影響が出ている。近畿日本鉄道では、8月9日始発から15日の最終列車まで、一部特急列車の運用を変更。五十鈴川駅から賢島駅間の特急列車の運転は取りやめとなった。四日市あすなろう鉄道は今後の情報によっては、運転を見合わせる場合もあるという。