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全力で楽しみたい!デフバレー女子日本代表 上越高校 岡田夕愛さん

上越妙高タウン情報

11月に開催される聴覚障がい者のための国際総合スポーツ競技大会「デフリンピック競技大会東京2025」のバレーボール女子日本代表として、上越高校3年生の岡田夕愛さんが出場します。本番直前の岡田さんを取材しました。

岡田夕愛さんは、上越高校女子バレーボール部の3年生です。生まれつきの難聴ですが、補聴器を着ければ日常の会話やほかの選手とも支障なくコミュニケーションが取れます。

ポジションは攻守の要、ミドルブロッカーです。身長168センチを生かしたブロックやサウスポーから繰り出す強烈なスパイクを得意としています。

上越高校女子バレーボール部は、「春高バレー」の県予選を控えていて、岡田さんは連日チームメイトと汗を流しています。岡田夕愛さんは「今までで一番絶好調 このまま大会を迎えたい」と話しています。

チームメイトからは「夕愛はとても負けず嫌いで自分を探求して反発心のある選手」、「ふだんはマイペースだが試合では思い切ったスパイクを打つ。チームを明るくしてくれる」と声が上がるほど信頼されています。

岡田さんがバレーボールを始めたのは小学2年生です。高校に進学すると聴覚障がい者の選手などが集うデフバレー協会に勧誘されるほど注目されました。

上越高校女子バレーボール部の関口一途監督も「運動能力にたけている。持ち前の肩の強さフットワークの良さを生かしたブロックとスパイクが魅力。全国でも上位の競技力を持った選手」と絶賛しています。

その実力が認められ、今年7月に日本代表メンバー14人のひとりに選ばれました。

しかし、デフバレーならではの壁もありました。高校のバレーボールでは補聴器をプレー中も着けますが、デフバレーでは外すことになっています。

岡田夕愛さん
「自分の声が相手に伝わらなかったり自分が聞き取れなかったりした。でも、アイコンタクトや手話でコミュニケーションを取っているので大丈夫」と答えていました。

岡田さんは今後も全日本の強化合宿に参加し、「海外選手に通用するアタックやブロックに磨きをかける」と意気込んでいます。

岡田夕愛さん
「目標はもちろん金メダル。それ以上にチーム全員で心をひとつにして全力で楽しみたい」

チームメイトから熱いエール

岡田さんが出場するデフバレーボール競技は、11月16日から東京の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われます。

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