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神奈川工業高校相撲部 加藤さん 「5年で十両」誓う 4月に阿武松部屋入門〈横浜市神奈川区〉

タウンニュース

加藤さん(左)と握手を交わす阿武松親方

神奈川工業高校3年生で相撲部員の加藤陸さん(18・旭区在住)が、卒業後に阿武松(おうのまつ)部屋に入門することが決まった。高校から始めた相撲で実力をつけ、角界入りのスタートラインに立つ加藤さんは「しっかり稽古して、5年以内に十両に上がりたい」と決意を語った。

同校で7日に阿武松親方(39・元前頭大道)らと会見した加藤さんは、「稽古を頑張って、一日も早く関取になることが目標」と緊張した面持ちで語った。同校からはラグビー部の学生が武蔵川部屋に入門したケースがあるというが、相撲部員の角界入りは初めて。指導する須藤繁幸(59)さんもオンラインで会見に参加し、「(勧誘時は)弓道部に入ると言っていたのに、相撲を好きになってくれてうれしい。これから彼を強くしてくれるのは親方」と期待感をにじませた。

高校入学時から身長185cm・体重130kgの体格で運動部の熱視線を浴びた加藤さん。体育指導も行っていた須藤さんは「バスケやバレー、何をやっても上手。相撲を取らせたら絶対強くなると思った」と語り、相撲部員と共に熱心な勧誘を続けたという。

阿武松親方は、「逸材がいる」と関係者から誘いを受けて昨年春に同校相撲部を訪問。「素晴らしい体だったので、一目見た時から絶対にプロでやっていけると思った」と話し、加藤さんとのぶつかり稽古を振り返りながら「相撲を始めたばかりなのに圧力のような力を感じた。組んだ時の力が素晴らしく、突き押しもできる」と絶賛した。

加藤さんは入部後に体重が30kg増加。2年生の時にはインターハイ、国体に並ぶ高校3大大会の「全国高等学校相撲新人選手権大会」に出場したほか、3年生で国体県代表に名を連ねるなど実績を積んできた。国士舘大学への進学を志望していたが、「親方に声を掛けていただいてプロに行こうと決心した」といい、両親にも「行くなら頑張れ」と背中を押してもらった。

加藤さんは、初めて親元を離れて相撲に専念する生活に「不安はあります」とこぼすが、「5年以内には十両に上がりたい」と決意をにじませ、大学で相撲を続ける同世代のライバルに対抗心を燃やしている。新弟子検査の合格発表を受けて4月から阿武松部屋入りし、5月に東京・国技館で開催される夏場所で初土俵を踏む予定だ。

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