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救命講習の環境充実へ 訓練用の人形とAED寄贈 名張RC

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贈呈式に出席した八村消防長(中央)、川口会長(右)ら=名張市南町で

 三重県名張市の社会奉仕団体、名張ロータリークラブ(RC)は11月27日、救命講習で使う訓練用の人形9体とAED(自動体外式除細動器)トレーニングユニット2台を市消防本部に寄贈した。

 寄贈した人形は、8体が乳児型、1体が成人型。市消防本部では、タブレット端末と連動させて練習できるタイプの人形を成人型21体、小児型20体、乳児型13体所有しているが、乳児型の数が少ないことを知った同RCが寄贈を申し出た。併せて、血液が循環する様子が光って表示されるタイプの成人型人形と、最新型の訓練用AEDも贈った。

 名張産業振興センターアスピア(南町)であった贈呈式で、同RCの川口佳秀会長が八村知成消防長に目録を手渡した。八村消防長は「活用し、一人でも多くの方に講習を受講して頂けるよう取り組みたい」と感謝を述べた。市は29日に同RCに感謝状を贈る予定。

 市消防本部によると、市内では昨年、200回ほどの救命講習が開かれ、2800人弱が受講した。今年は受講者数3000人を目指しているという。

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