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「見破れ、その甘い文句」SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺が急増!

タウンニュース

巧妙な手口による悪質な特殊詐欺の被害が後を絶たない。中原区内では2023年9月以降、「SNS型投資詐欺」と「ロマンス詐欺」が急増。被害者の半数が50代、60代の中高年という点も特徴だ。平均被害額が大きく、中原警察署では注意を呼び掛けている。

区内ではオレオレ詐欺や預貯金詐欺などが減る一方、新たな手口として昨春には目立つ被害がなかったSNS型投資詐欺とロマンス詐欺が増えている。区内での認知件数は今年に入り26件で、総被害額は3億102万8906円(6月5日時点・暫定値)。

SNS型投資詐欺は、スマホやパソコンを使ったSNS上のやり取りを繰り返して信用させ、「投資資金」「投資の利益の出金手数料」などの名目でお金をだまし取る手法だ。具体的にはインターネット上で著名人の名前や写真を使って嘘の投資広告を出したり、「必ずもうかる投資方法を教えます」などとメッセージを送ってSNSへ誘導。投資に関するやり取りを重ねて信用させ、最終的に「投資資金」や「手数料」などといった名目で暗号資産やネットバンキングなどの手段で金銭等を振り込ませる。

同じようにSNSのやり取りから恋愛感情や親近感を抱かせ、「トラブル解決のために助けてほしい」などと言ってお金をだまし取るのがロマンス詐欺だ。

被害者は50、60代

警視庁の統計によると、こうした特殊詐欺は昨年秋以降に急増し、被害に遭う男女比は半々。50代から60代が全体の約半数を超え、若年層が被害に遭うケースもある。平均被害額が大きいのも特徴で、SNS型は約1300万円、ロマンス詐欺が約1千万円といわれている。

佐藤智宏署長は「顔の見えない関係でありながら、巧妙な言葉で信用させる手口がほとんど。50代から60代の日ごろからスマホを使う世代は『自分はだまされない』という思いも強く、そこにつけこまれている」と注意を促す。会ってもいない段階での金銭要求、振込先が毎回異なる口座を指定する場合は詐欺だ。

佐藤署長は「確実に利益が上がる投資はない。本当に存在するかわからない人を信用してはいけない」と念を押した。

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