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どうして持っている!?カバンから母の健康保険証を取り出した父に必死の訴え #母の認知症介護日記 155

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アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんの病院に付き添ったあと、弁護士さんへの相談や薬の受け取りなど、あちこち移動して大忙しのワフウフさん姉妹。いくつもの予定を終え、あとは1日分ずつセットした薬をあーちゃんに渡すだけとなりましたが、またもや待ち合わせがうまくいかず、待ちぼうけ……。このところ、あーちゃんとの待ち合わせが本当にうまくいかないことが増えてきています。それから1週間がたち、介護認定の日がやってきました。認定員さんからの質問に答える形でおこないますが、在宅中の父は耳が遠いからか、そんなことがおこなわれているとは気付いていない様子。このタイミングで登場されて、認定員さんの前でやさしい夫を演じられても腹が立つので、ワフウフさんはそれでいいと思いました。

前途多難…

介護認定を終えたあと、改めて認定員さんにあーちゃんの本当の状態や父との関係について伝えたワフウフさん姉妹。しかし、認定員さんは消極的な感じで、今後の手続きについてはワフウフさん姉妹のどちらかに郵送されるよう変更する用紙を渡されただけ。しかも、それは父の署名が必要になるもので、同居する配偶者の権利が強いことを再確認する結果に……。そんな中、父が勝手に再発行の手続きをしたあーちゃんのマイナンバーカードができ上がり、姉・なーにゃんが受け取りに同行することになりました。あーちゃんとは事前にランチの約束をしていましたが、待ち合わせ場所に現れません。心配して電話をしてみると、まさかの父とランチ中……。それは、あーちゃんの予定を知る父がわざとやっていることだと思い、なーにゃんも怒り心頭です。

ランチをすっぽかされた姉は、怒りを必死で鎮めて父と合流。すると、すぐに病院の診察券を渡すように父から言われました。しかし、姉は窓口で渡すと抵抗し、数分の押し問答をした末に再発行したマイナンバーカードを受け取るために窓口へ……。

窓口に到着した父は、当たり前のようにあーちゃんの健康保険証をカバンから取り出していて、ビックリ……!

さらに、そのまま返却された健康保険証をまた自分のカバンに戻そうとします。

すかさず姉が問い詰めると……。

今後は自分が管理すると言いだしました。

ここで、姉は機転を利かせて女優になりました……!

よく通る声で姉が保険証の返却を要求すると、周りもザワつき出して……。

父は、イライラしながらも、健康保険証をあーちゃんに返却してくれました。その後、同じことをされたら嫌だと思ったのか、マイナンバーカードもあーちゃんに渡してくれたのでした。

すべて無事に終了……と思いきや、父は区役所から届いた介護認定に関する手紙を出してきました。そこで、認定を受けたことと、今後の手続きに関する手紙が娘たちに届くよう、変更手続きをしたいから同意してほしいとお願いしたところ、父は激怒……。

あくまでも、自分があーちゃんの面倒を見ているという主張を変えませんでした。

さすがに黙っていられなくなり、姉が父に反論。

すると、支離滅裂な主張を続ける父……。

姉が冷静にそう答えると、父は何も言い返せなくなりました。しかし、書類の宛先を私たちに変更することについては断固拒否。これは今後、厄介なことになりそうです……。

悪気はないとはいえ、あーちゃんにランチをすっぽかされて気分が悪い姉でしたが、なんとか怒りを鎮めて区役所へ向かってくれました。父は合流するなり、あーちゃんの病院の診察券を奪おうとしてきたものの、姉が抵抗。数分の押し問答が続きましたが、なんとか父の手には渡らずに済みました。しかし、その後窓口に行ったところで父があーちゃんの健康保険証を持っていることが判明。姉がその場で機転を利かせてひと芝居うってくれたおかげで、なんとか取り戻すことができました。同じことをされたら困ると思ったのか、再発行されたマイナンバーカードも無事にあーちゃんの手に渡りました。

これにて手続きは終了……と思いきや、帰り際に1枚の紙を出してきた父。それは区役所からの「介護認定を受けた方へ」という手紙で、認定結果が出る時期の目安や今後の予定が書いてありました。そこで、姉が介護認定を受けたことや薬の管理サービスを利用したいことを伝え、介護関係は私たち娘がやるので、書類の送付先を変更することに同意してほしいとお願いしたのですが……。

案の定「どうして僕に報告しない!?」と、父は激怒。娘たちがいろいろと仕切ることが気に入らないようで、週に6日は自分が面倒を見ていると主張してきました。しかし、父の言うことが支離滅裂だったため、姉が冷静に反論すると何も言えなくなってしまったよう……。ただ、書類の宛先を娘たちの家にすることは断固として拒否したので、今後介護サービスを利用したくても、邪魔をしてくるに違いありません。まだまだ、頭を悩ます事態は続きそうです。

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健康保険証もマイナンバーカードも、なんとかあーちゃんの手元に渡ってよかったですが、父の態度を見ていると、今後もひと悶着ありそうで不安ですね……。こんな状態でも認知症はどんどん進行していくのが、余計につらいですよね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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