秋は「あっち行け」?!ことしも厳しい残暑 北海道の週間天気予報 7日(水)から/気象予報士執筆
北海道のあす7日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
ことしも残暑厳しい
児玉気象予報士がお伝えしたい生活情報をお伝えする、「児玉のコトダマー!!」
「あす7日(水)は立秋!今年も残暑厳しい」
秋を擬人化したアキさんを、ナツさんが「あっち行け」と言わんばかりに追い払っています。
立秋以降の暑さを「残暑」とも言いますが、「厳しい」残暑なんですね。
この先も夏の太平洋高気圧の勢力が強いと予想されているんですが、海水の温度が高いことも要因の一つなんです。
きのう5日の海水温の平年差です。北海道の周りはほとんど赤。平年より高く、道東沖は4度くらい、オホーツク沖も3度くらい高くなっています。
海水温が高いと空気が暖められるんですが、これをお風呂に例えると、湯船のお湯の温度が高ければ高いほど、浴室全体が暖かくなりますよね?その原理なんです。
少なくとも今後1か月程度、海水温の高い状態が続くため、まだまだ暑さ対策が必要ですよ。
「お盆を過ぎれば涼しくなる」というのが、近年、当てはまらなくなってきましたね…この先も熱中症などに気を付けましょう。
7日(水)の天気と気温
あす7日の天気と気温です。
北の地域ほど晴れ間が出ますが、太平洋側では雨が降るでしょう。最低気温はけさより少し高く、函館は24度です。日中は蒸し暑さが増して、札幌30度は5日ぶりの真夏日、旭川は32度の予想です。
時間ごとの天気、道央・道南からです。
薄日が差しますが、夕方以降は道南方面を中心に雨が降るでしょう。札幌も夜遅くは傘が必要です。小樽や函館でも30度近くまで気温が上がります。
道北・空知です。
変わりやすい天気です。晴れ間が出ても、夕方以降はにわか雨に注意して下さい。上川や空知では30度以上の真夏日で、厳しい蒸し暑さになります。
道東・オホーツク海側です。
太平洋側は霧がかかり、朝晩を中心に雨が降るでしょう。オホーツク海側は日が差して、北見は31度の真夏日予想です。室内でも風通しを良くしましょう。
7日(水)からの週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
土曜日頃まで雲が広がりやすく、木曜と金曜は局地的な雷雨に注意してください。札幌や旭川は連日、真夏日で蒸し暑さが続きます。
つづいて、太平洋側です。
木曜と金曜は道東を中心に天気の急変に注意が必要です。気温は高く、最低気温でも20度を下回らず、寝苦しさが続くでしょう。
7日(水)の札幌の朝昼晩の天気
では、あすの札幌です!
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あす7日は真夏日。そして夜は傘を持っています。
5日ぶりに30度と、蒸し暑さがパワーアップです。こまめに水分や休憩をとりましょう。
夜は小雨がぱらつき、夜9時以降は傘が必要な降り方になりそうです。
※6日(火)午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
編集:Sitakke編集部IKU