【西武】松井稼頭央監督インタビュー 1軍昇格を果たしたドラフト6位ルーキー村田怜音の魅力とは?
5月14日放送のライオンズエクスプレスでは、デーゲームで行われたエスコンフィールドHOKKAIDOの試合、日本ハムー西武6回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督にインタビューした模様を放送した。1軍に昇格させた期待の若手選手について訊いた。
――先週末のイーグルス3連戦(5月10日~12日、西武―楽天7回戦~9回戦)でカード勝ち越しました。先発ローテーションの1人だった松本航投手が、2戦目、3戦目とリリーフで素晴らしいピッチングを見せました。3年ぶりのリリーフでしたが、ご覧になっていかがでしたか?
松井「本当に素晴らしかったと思います。元々はポテンシャルの高いピッチャーなので、先発と違って1イニングを全力で投げてくれたと思いますし、ストレートが球速も含め見事だなと思いました」
――松本投手をリリーフの大事なところで投げさせようというプランは、前々から頭の中にはあった?
松井「前回(5月1日、西武―日本ハム5回戦で)先発したときぐらいに、セットアップということを投手コーチと話をしていましたし、先発から整理する期間として、少し間をあけて楽天戦からいきましょうという話を投手コーチとしていました」
――監督から松本投手にかけた言葉はあった?
松井「もちろんマツ(松本航)と話をしました。(抑えのアルバート)アブレイユにつないでいく中で、どうしてもマツの力が欲しいというところも含めて少し話をさせてもらいました」
――その楽天3連戦の初戦から、2年目の蛭間(拓哉)選手が1軍に昇格し、3試合連続ヒットと期待に応えましたが、これについては?
松井「上がってきてヒット1本出たのは次につながると思います。初球からどんどん振っていくというスタイルでやってくれているので、それがいい結果に繋がっているのかなと思いますし、早いカウントから打っていく中で、カウントによっては粘ることもできています。その中で初猛打賞ですか。プロ初ですよね。非常に素晴らしいバッティングだったと思います」
――ドラフト6位ルーキー村田怜音選手。5月11日に1軍初昇格を果たし、プロ初打席の初球を打ってプロ初ヒットを記録しましたが、これについては?
松井「元々映像等で見ていましたし、行けるときは(イースタン・リーグの試合を)1打席でも視に行ったりはしていました。思い切りの良さが彼の魅力だと思うし、もちろん初スタメンの中で緊張感もあったと思いますが、臆することなく初球から振っていけた結果、ああいう結果に繋がったということは、本人にとっても非常によかったのではないかなと思います」
――これから磨かれていけばどうなるのか、楽しみのある選手ですよね?
松井「そうですね。非常に楽しみな選手ですし、長打を打てる選手はやっぱり魅力です。今1軍にいますけど、いろいろなことを経験し、いろいろなことを打席で感じ、さらに成長していってもらいたいなと思います」
――そしてピッチャーの方では羽田慎之介投手が1軍に上がってきました。ファームでは先発で非常に安定した成績を残していまして、どこかで先発での登板があるのかなと非常に楽しみにしていますが?
松井「まずは中継ぎで入っていくと思います。どこかで先発のチャンスがあるかもしれないし、僕も楽しみなので、そういう状況になるようにしてみたいですね」
――先週末に選手の大幅な入れ替えがありましたが、チームの状態を上げることを考える中で、新しい風をという思いもあったのでしょうか?
松井「もちろんありますよね。若い力もそうですし、チームの活性化という意味でもそうしました。蛭間もそうですし、村田もそうですし、そういう若い選手たちが上がってくると活性化に繋がっていくのかなと思います」
――今週は北と南でビジター5試合ということで、移動も結構タフになる中で、来週のホームでの戦いに向けて勢いをつけたいところですね?
松井「上位にいるチームが相手なので、一つ一つだと思います。今日からのファイターズ戦は2試合しかないので、まず初戦を勝てるように頑張っていきたいと思います」
※インタビュアー:高橋将市アナウンサー