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施設を「病院」だと思い込む母。しかも「大部屋」の設定なのは、一体なぜ #母の認知症介護日記 244

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アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんが暮らす施設では、洗濯もお願いできます。しかし、あーちゃんは下着を誰かに洗ってもらうことに抵抗があるようで、恥ずかしいから自分で洗うと言い張るのです……。ワフウフさんもその気持ちが理解できないわけではないのですが、そのわりには、あーちゃんの部屋に入った途端、万国旗のように堂々と干されている下着を目撃したこともあり……。スタッフさんの目につきそうな場所なので、こっちのほうが恥ずかしいのでは……? と、ワフウフさんはあーちゃんの行動が理解できずにいます。

認めたくないのか、本当に思っているのか…?

施設での入浴は週2回なので、あーちゃんはバスタオルを3枚持ってきました。しかし、そのうち使っているのはグレーのバスタオルのみ。使用後に洗濯カゴに入れても、次の入浴時に洗濯カゴから湿ったグレーのバスタオルを持ち出してしまうため、洗われないままに……。そこで、一緒に新しいバスタオルを買いに行くと、またもやグレーのバスタオルを選択。それはちゃんと使ってくれたので、ワフウフさんは色が関係していたのかもしれないと考えています。

施設に引っ越したことを認めたくないのか、それとも本当に思っているのかはわかりませんが、あーちゃんは「病院にいる」という発言をよくします。

長年の友人・Kさんが私たち姉妹を含めて4人で会いたいと、姉・なーにゃん経由で言ってきたときも……。

それは「もう会わない」ということになっちゃうから、やめて……。

まあ、入院していると思い込むのはわからなくもないですが、謎なのが「大部屋の窓際のベッドに入院している」という設定になっていること。本人は、ちゃんと個室で過ごしている認識はあるようです。

しかも、大部屋発言について言及すると……。

ビックリするのです。

驚きたいのはこっちなんですが……。

そんなあーちゃん、施設で最初の検査をしたときは、血糖値が下がっていていい感じだったのに……。

2回目の検査では、糖尿病の数値が激増。見たこともない数字になっていました。考えられる原因としては……やはり、夕食後のおしゃべり中に飲んでいる甘ったるいミルクコーヒー。

さすがに「ミルクコーヒー禁止令」を出すことに。

スタッフさんにも協力してもらいます。

たまに食べていたスイーツも、封印です。……これで、数字が改善するといいのですが。

老人ホームに入ったことを認めたくないのか、本当にそう思っているのかはわからないけれど、あーちゃんは「私のいる病院は……」「私の入院しているところでは……」と、よく言います。先日も、長年の友人Kさんが会おうと言ってくれていると伝えたところ「退院したらお会いしましょうってメールしておく」と言っていました。それって『もうお会いしません』てことになるから、やめて……。

診察やインスリン注射も施設でやってもらっているので、入院していると思い込むのは理解できます。でも、なぜかあーちゃんの中では「大部屋の窓際のベッドに入院している」ことになっていて、それが謎過ぎるのです……。あーちゃん本人に聞いても、自分が個室で過ごしているという認識はあるようで、大部屋に入院していると発言していたことを指摘すると、ビックリしていました。あーちゃんにビックリされて、こちらもビックリなのですが……。

今日はもう1つビックリな話。施設に入居して、改善の兆しを見せていたあーちゃんの血糖値ですが、なんと2度目の検査で数値が爆増……! 今まで見たことのない衝撃の数字です。これはきっと、食後のおしゃべり中に飲んでいる甘ったるいミルクコーヒーのせいではないかと思い、スタッフさんにも協力してもらって「ミルクコーヒー禁止令」を出すことにしました。次の検査までには、少しでも数字を下げられますように……!

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最初の診察で数値が改善していた糖尿病ですが、あっという間に戻ってしまったどころか、だいぶ悪くなってしまったようで心配ですね……。あーちゃんとしては、言われたことを忘れているだけで悪気がないため、ミルクコーヒー断ちも簡単ではなさそうですが、周りの協力も得ながら、なんとか成功してほしいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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