【150年の歴史で8回だけ】10月なのに夏日!北海道の1日からの週間天気予報/気象予報士が解説
北海道のあす10月1日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
10月なのに夏日!
HBC「今日ドキッ!」でご紹介している、生活情報「児玉のコトダマー!!」
「あす1日は、10月なのに夏日!!」
夏を擬人化したナツさんが再登場です。粘り強いですね。
ナツさんは「札幌25度よ」と言っていますが、隣の人も言ってるように、実は札幌で10月に25度以上の夏日を観測したのは150年くらいの歴史の中で、過去8回しかないんです。
もう暖かさに慣れてしまっていますが、実は少し異常なことなんですよね。
なぜあす1日に気温が上がるのか。原因の一つは、台風が南から暖かい空気を連れてくるからなんです。
台風17号は、小笠原諸島近海にあって北上しています。あす1日の午後には関東の東海上。2日(水)の午後には北海道の東海上で温帯低気圧に変わります。
道内、荒れることはないですが、水曜日は強風や高波などに注意してください。
続いて、台風18号。こちらは大型で非常に強い勢力です。動きが遅く、3日(木)から5日(土)にかけて沖縄の西の海上を北に進み、沖縄方面は影響が長引きそうです。
10月1日の北海道の天気と気温
あす1日の天気と気温です。
広く晴れるでしょう。最低気温は道北や道東方面で9月30日朝より4度ほど高く、冷え込みはなさそうです。
最高気温は23度前後。札幌は25度、北見は26度。秋というより夏の空気です。
1日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝晩は道南方面でくもりますが、日中は札幌や小樽など各地で日ざしに恵まれます。最高気温は広く9月上旬並みで、日差しの下では汗ばむ陽気です。
道北・空知です。
稚内や留萌など海岸部で雲が広がりますが、旭川や岩見沢など内陸はよく晴れるでしょう。9月30日朝には7.5度まで気温が下がった旭川の、1日の最低気温は11度です。
道東・オホーツク海側です。
各地で青空が広がります。太平洋側では朝晩は低い雲や霧がかかり、根室では雨の降る時間もあります。日中は夏の暑さとなるので、服装選びに気を付けてください。
10月1日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日ごとに晴れと雨の日を繰り返すでしょう。気温は平年より高めですが、水曜の雨の後、木曜と金曜は日中でも20度前後と涼しくなりそうです。
つづいて、太平洋側です。
水曜は道東で午前を中心に雨、道南は午後を中心に雨が降るでしょう。また水曜は風が強まり、海はうねりを伴う高波に注意してください。
10月1日の札幌の朝昼晩の天気
あす1日の札幌です!
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
お昼の気温は25度。上着なしでベンチに座っていますね。
昼間は日差しが暖かく感じられます。風も弱いので半袖でも外に出られそうですが、朝晩は羽織るものが必要ですよ。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※9月30日(月)午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU