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猫の『健康診断』は何歳から?検査内容や費用、注意点を紹介

ねこちゃんホンポ

健康診断はいつから?頻度は?

私たちが人間ドックを受けるように、猫も健康診断(以下健診)を受けることができます。

いつ頃から、どのくらいの頻度で受けることが理想的なのでしょうか。

最初の健診は生後6ヶ月頃

避妊去勢手術を受ける場合は、一般的に術前検査として健康状態をチェックします。

そのため、健診のきっかけとしては生後6ヶ月頃を目安にすると良いでしょう。

成猫は1年に1回が理想的

成猫の場合は年に1回、健康状態をチェックしておくと安心です。

シニアや持病のある猫は半年に1回が理想

猫は7歳を過ぎるとシニアになります。高齢になると体調が変化しやすいので、半年に1回を目安に健診を受けることをおすすめします。

若くても持病がある場合は、シニアの猫と同様に半年に1回を目安に診てもらうと安心です。

健診の内容は?費用はどの程度かかる?

次に、一般的な健診の内容と費用について紹介いたします。

内容1:身体検査

身体検査では以下のような検査をします。

✔体重体温の測定
✔聴診による心臓や肺の雑音、異常音の確認
✔触診による臓器の腫れやしこりの有無の確認
✔目や耳の状態口腔内のチェック

内容2:血液検査

血液検査には血球検査と生化学検査があります。

血球検査では、白血球・赤血球・血小板の数や形状のチェックを行います、

生化学検査では、病院によって検査項目は異なりますが、一般的に肝臓や腎臓に関する数値、血糖値、コレステロールの値などをチェックします。

その他、希望があれば感染症の検査などを追加することも可能です。

内容3:尿検査

尿検査ではpH値、尿比重、尿糖などを調べます。顕微鏡を使って、結晶の有無や細菌の有無などもチェックします。

内容4:便検査

便検査では顕微鏡を使って便の状態をチェックします。

確認する内容としては、寄生虫の有無や腸内細菌のバランスなどです。

健診で分かること

身体検査では、肥満の度合い・皮膚の状態・呼吸の状態・心雑音の有無・歯肉炎の有無などが分かります。

血液検査では貧血の有無・脱水・炎症の有無・腎機能や肝機能、一部のウイルス感染症などの状態が分かります。

尿検査では、腎臓病・肝臓病・糖尿病・泌尿器系の疾患の有無について分かります。

検査費用

上記の一般的な検査では、概ね5000円~15000円程度の費用がかかります。他にも超音波検査やレントゲン検査をする場合は別途費用がかかります。

詳細は、かかりつけの動物病院のホームページや電話で問い合わせて確認してください。

健診のメリット・デメリット

もちろん、健診にもメリットとデメリットがあります。

メリット

最大のメリットは、病気の早期発見に繋がることです。

デメリット

健診はあくまでも健康な猫が受ける検査になるので、ペット保険が使えません。これは最大のデメリットです。

さらに、一般的な健診ではすり抜けてしまう病気があり、明らかにならないケースがあります。

例えば、突然死の原因で多い肥大型心筋症の発見です。

これは心疾患の1種ですが、心雑音がない場合が多いので、聴診だけでは判別が困難です。

普段の生活で気をつけること

デメリットの内容を考慮すると、健診は万全ではありません。

猫は人間の5倍のスピードで年を重ねていきますから、1年ごとの健診でも人に換算すると4〜5年に1回となるのです。

つまり、健診を過信するよりも普段の生活を意識し、体調変化に気づいたらその場ですぐに受診することが重要になります。

普段の生活において気をつけてほしいポイントをいくつか紹介いたします。

暴食を防ぐ

おやつの食べ過ぎ、ご飯の食べ過ぎは肥満を引き起こします。

メインのフードは必ず総合栄養食を食べさせ、パッケージに記載されている目安量以上をあげないようにしてください。体質や避妊去勢手術の有無、運動量によって、目安量を守っていても体重が増えていくことがあります。

動物病院で体型チェックをしてもらって、フード量を調整しましょう。

ストレスに気をつける

猫はとても繊細な動物です。大きな音、構いすぎ、急激な環境の変化に気をつけましょう。ストレスは体調不良の引き金になります。

適度な運動を取り入れる

暴食と同様に、運動不足も肥満の原因になります。猫が活発になる時間帯を狙って遊びに誘いましょう。

水を飲む

猫は元々砂漠で生活していた動物です。水を飲む習慣がないために、泌尿器系の病気になりやすいという特徴があります。

予防策として、いつでも新鮮な水が飲める環境を整えましょう。

まとめ

今回は、一般的な健診について紹介させていただきました。健診は健康のバロメーターになります。

特に変化しやすい高齢の猫は、小さな異変にいち早く気づくことが重要になります。

費用の面では負担になりますが、少なくとも10歳らは毎年1〜2回の検診を受けることをおすすめします。猫の場合、若くても泌尿器系の病気にはなりやすいですから、若いうちは尿検査だけでも定期的に受けると良いでしょう。

日頃の生活では、食べ過ぎ・運動不足・ストレス・水を飲まない習慣を改めるように心がけましょう。


(獣医師監修:唐野智美)

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