アジュバンHDの第3四半期は1億600万円の最終利益で通期決算は黒字化を見込む
関西を基盤とし、美容室などに化粧品やシャンプーを企画・販売しているアジュバンホールディングス(以下、アジュバンHD)は1月17日、2025年3月期の第3四半期決算(3月21日〜12月20日)を発表した。売上高は32億5000万円(前年同期比7.1%減)、営業利益は1億9800万円(同109.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億600万円(前年は1600万円の赤字)だった。
アジュバンHDは、ヘアケア事業とスキンケア事業を展開しているが、両事業とも第3四半期の売上高は減少したものの、最終利益は黒字化しており通期でも黒字に転換する見込みだ。
事業別での売上高は、スタイリング剤ブランドの「ミューツ ヘア タッ チ(muts hair touch)」などのヘアケア事業は前年同期から4.2%減となる21億7000万円だった。リニューアルした頭皮ケア製品の「KASUI プレミアムエッセンス」が好調だったが、既存商品が苦戦した。
スキンケアの「トーク トゥ トーン(TOUQU to tone)」やケアブランド「エーイーリッチ(AE Rich)」などのスキンケア事業は、売上高は前年同期から5.4%減となる12億2500万円だった。
アジュバンHDの2025年3月期の連結業績予想は、売上高は46億4000万円(前年比4.6%増)、営業利益は1億6300万円(前年は100万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は7900万円(同9900万円の赤字)を見込む。