「認知症は身近な病気」 専門医講演に約50人〈横須賀市〉
認知症への理解や予防知識などを深める「第８回中島認知症カフェ」が、３月27日に米が浜通の中島内科クリニックで開かれた。
同院が専門の１つとする糖尿病が、認知症発症リスクを高める要因として考えられていることから、「予防啓発や情報交換などの場を提供しよう」と中島茂院長が企画。この日は当事者や家族など約50人の参加者を前に、認知症専門医で「メモリーケアクリニック湘南」（平塚市）の内門大丈院長が講演した。
テーマは「認知症を地域で支える」。物忘れとの違いや発症のメカニズム、予防法、当事者との接し方などについて解説。２０２５年には国内の65歳以上の５人に１人が発症する身近な病であるとした上で、「疑われる場合はかかりつけ医に相談してほしい。そういった話ができる環境があることも大切」と呼びかけた。
