【橋本市・九度山町・高野山】南海高野線のぶらり鉄道旅! 途中下車して魅力新発見♪ 「GRAN天空」情報も
南海なんば駅から世界遺産・高野山へと続く南海高野線。和歌山県内の橋本駅から終点・極楽橋駅にかけては、急勾配を駆け上がる山岳鉄道ならではのダイナミックな風景が広がります。 沿線の各駅周辺には、この地域ならではの個性豊かな施設や魅力的なお店が点在しています。気になるスポットに立ち寄りながら、少しずつ高野山へ近づいていく…そんなゆったりとした“鉄道旅”を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まことちゃん像(橋本駅)
高野山岳鉄道旅のスタート
「まことちゃん像」に挨拶
橋本駅は、南海電鉄とJR西日本が乗り入れる接続駅で、高野山麓エリアの玄関口。観光や参詣の拠点として、多くの人が行き交う主要駅です。 駅前に立つ「まことちゃん像」は、橋本市にゆかりのある漫画家・楳図かずおの代表作『まことちゃん』をモチーフにしたモニュメント。ユーモラスで愛嬌のある姿は、街のシンボルとして親しまれており、記念撮影スポットとしても人気を集めています。
橋本駅の橋上より西を望む。左がJR和歌山線の和歌山方面、右が南海高野線のなんば方面。
カントリーサイド(橋本駅)
喫茶店併設のパン屋さん
長年親しまれるにはワケがある
橋本駅の改札を出て東へ徒歩約1分、パンと喫茶の2つの魅力を併せ持つ「カントリーサイド」に到着します。1987年創業の老舗で、「パンがおいしい」と評判を集めてきたことからベーカリーの印象が強い一方、コーヒーをはじめとしたドリンクメニューも充実しています。焼き立てのパンを購入し、好みのドリンクとともに店内でゆったり味わうのもおすすめです。
おいしさを支えているのは、国産小麦やオーガニック素材など、厳選された上質な原材料。さらに地元産の野菜やフルーツを取り入れ、「安心できる食材でパンを届けたい」という店主の想いが、一つ一つの商品に丁寧に込められています。
名称
カントリーサイド
所在地
和歌山県橋本市古佐田2-4-19
電話番号
0736-34-1451
営業時間
9:00~19:00
定休日
日・水曜
駐車場
あり
web
https://bakery-country-side.com/
はしもと広域観光案内所(橋本駅)
橋本と周辺エリアの観光情報案内
スポーツバイクのレンタルもOK
橋本駅前に位置する「橋本市観光案内所」は、地域観光の頼れる情報発信拠点。橋本市内はもちろん、高野山エリアや九度山町など周辺地域の観光スポットやイベント情報も幅広く案内しています。館内には観光パンフレットが充実しているほか、特産品やお土産の販売も。
さらに、電動アシスト付きのスポーツバイクのレンタルサービスも提供。ここを起点に、観光地やグルメスポットを効率よく巡ることができます。利用は16時まで可能で、料金は4時間以内2000円、7時間以内3500円。予約は1ヵ月前から受け付けており、空きがあれば当日利用も可能です。
名称
はしもと広域観光案内所
所在地
和歌山県橋本市古佐田1-5-9
電話番号
0736-33-3552
営業時間
9:00~17:00
定休日
水曜、年末年始
web
https://www.facebook.com/hashimoto.kanko/
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2026.04.16
おむすびスタンド くど(九度山駅)
九度山駅のホームで営業
出来立てのおむすびを満喫
戦国武将・真田昌幸・幸村親子が蟄居した地として知られる九度山。駅舎には真田家の家紋「六文銭」をあしらった幕が掲げられ、幸村ゆかりの地ならではの歴史ロマンあふれる雰囲気が漂います。
九度山駅の橋本方面行きホームにある「おむすびスタンド くど」では、かまどで炊き上げたおむすびを販売。地元・九度山町産のお米をふっくらと炊き、和歌山の旬の食材を組み合わせて丁寧に握られた一品は、炊きたて・できたてならではの格別なおいしさです。
ホームに隣接するイートインスペースは、電車の車両をイメージしたユニークな造り。窓枠や連結部分の幌など、実際の車両パーツを再利用した空間は、鉄道ファンにはたまらない魅力があり、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
名称
おむすびスタンドくど
所在地
和歌山県伊都郡九度山町九度山123-2 南海九度山駅構内
電話番号
0736-20-7553
営業時間
10:00~16:00(売り切れ次第終了)
※土日祝は9:00から
定休日
月・火・水曜
駐車場
あり(九度山町役場駐車場を利用)
web
https://kudo-kudoyama.weebly.com/
@kudo.omusubistand
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2026.04.16
真田庵(九度山駅)
真田幸村の不屈の想い
父子が隠棲した屋敷跡に建つ寺院
九度山駅から徒歩約10分、静かな町並みの中に佇む「真田庵」。正式名称を「善名称院」といい、戦国武将・真田昌幸 と 真田幸村(信繁)父子が、関ヶ原の戦い後に配流され、歳月を過ごしたゆかりの地として知られています。
昌幸はこの地で最期を迎えるまでの約11年、幸村は大坂の陣に至るまでの約14年をここで静かに過ごしました。境内には、有料施設の「真田宝物資料館」をはじめ、幸村にまつわる史跡や遺構が数多く残されています。
名称
真田庵(善名称院)
所在地
和歌山県伊都郡九度山町九度山1413
電話番号
0736-54-2019(九度山町観光協会)
営業時間
<真田宝物資料館>
9:00~16:00
※入館料:200円(要予約:団体で住職の案内希望の場合300円)
定休日
年末年始
web
https://www.kudoyama-kanko.jp/midokoro/spot01.html
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2026.04.16
九度山・真田ミュージアム(九度山駅)
真田庵の北門を出てすぐの場所にある「九度山・真田ミュージアム」は、真田昌幸・幸村・大助の三代にわたる足跡を今に伝える歴史施設です。館内では、真田家の歩みをパネル展示や映像ドラマでわかりやすく紹介。九度山での歳月を経て大坂城へと向かい、大坂夏の陣での壮絶な戦いに至るまでの軌跡を、臨場感あふれる演出で体感できます。
写真提供/(公社)和歌山県観光連盟
エントランスでは、甲冑に身を包んだ昌幸・幸村・大助の姿が来館者を出迎え、歴史の世界へと誘います。展示は、上田(長野県)時代から九度山での隠棲期、そして大坂夏の陣での戦いまでを網羅。さらに、真田十勇士の伝説をテーマにしたアニメシアターも用意されており、歴史ファンはもちろん、家族連れでも楽しめる充実の内容になっています。
名称
真田ミュージアム
所在地
和歌山県伊都郡九度山町九度山 1452-4
電話番号
0736-54-2727
営業時間
9:00~17:00(最終入場16:30)
定休日
月・火曜(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)、12月29日~1月3日
駐車場
あり
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2026.04.16
ニッポニアホテル
高野山 参詣鉄道(高野下駅)
築100年の駅舎がホテルで
特別な宿泊体験を
1925年に建てられた高野下駅の駅舎をリノベーションした「ニッポニアホテル高野山 参詣鉄道」。
かつて駅係員の宿直室として使われていた客室(4人部屋)からは、目の前を走り抜ける列車の姿を間近に楽しむことができます。
館内には、実際に使用されていた鉄道パーツを活かしたインテリアが随所に配され、走行音やアナウンスが響く臨場感も大きな魅力。さらに、乗務員の待機スペースを活用した2人部屋も用意されています。
駅舎そのものに泊まるというユニークな体験は、まさにここでしか味わえない特別なひととき。鉄道の息遣いを感じながら、非日常の滞在が楽しめます。
名称
ニッポニアホテル高野山参詣鉄道
所在地
和歌山県伊都郡九度山町大字椎出8-1
電話番号
050-1808-9157
web
https://nipponia-koyasan.jp/
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2026.04.16
Coffeeしらふじ(紀伊神谷駅)
秘境にポツンとある廃校カフェ
滝の湧き水を使うコーヒー
鉄道ファンの間で“秘境駅”として知られる紀伊神谷駅から、案内板を頼りに山道を歩くこと約10分。やがて、2008年に廃校となった高野町立白藤小学校の木造校舎が姿を現します。
かつての学校の面影をそのままに活かし、丁寧にリノベーションされたこの建物は、2021年にカフェとして新たな息吹を得ました。
ここで味わえるコーヒーには、地元の湧き水を使用。まろやかで深みのある味わいが評判を呼んでいます。
どこか懐かしさを感じるノスタルジックな空間に身を置きながら、心ほどける一杯をゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
名称
Coffeeしらふじ
所在地
和歌山県伊都郡高野町 細川471 旧高野町立白藤小学校
営業時間
9:00~17:00
定休日
月~金曜
駐車場
あり
@coffee_shirafuji
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2026.04.16
天井絵巻(極楽橋駅)
ここが聖域と俗世の分岐点
壮麗な天井絵巻を見上げて
※駅の構内
高野山の聖域と俗世を分かつ結界として知られる極楽橋。その名の通り、この地は“別世界への入り口”ともいえる象徴的な場所です。
この地にある極楽橋駅では、ホーム側を“俗世”、ケーブルカー側を“聖域”に見立てた空間演出がなされています。両者をつなぐコンコースの天井には、高野山ゆかりの動植物を描いた壮麗な天井絵巻が広がり、テーマは「いのちのはじまり」。見上げた瞬間、その幻想的な世界観に引き込まれることでしょう。
天井画の余韻を胸に刻んだら、いよいよ高野山へ。スイス製のケーブルカーに揺られながら、神聖な空気に包まれた旅が始まります。
極楽橋
駅舎の外に出ると、深い森の中に鮮やかな朱色の橋が姿を現します。目の前に広がる景色から、いよいよ“山上の聖地”へ足を踏み入れるのだという実感が湧いてきます。
高野山駅展望室(高野山駅)
国の登録有形文化財に指定された
高野山観光の玄関口
2階には、ケーブルカーや駅の歴史を紹介する展示コーナーをはじめ、橋本方面の山並みを一望できる展望室も設けられています。
どこか懐かしさを感じさせる木造2階建ての駅舎。屋根には、四方へ均等に傾斜する宝形屋根を採用し、その頂には宝珠を配するなど、高野山の聖地らしさを意識した意匠が随所に施されています。こうした歴史的価値が評価され、2005年には国の登録有形文化財に指定されました。
高野山開創1200年 を迎えた2015年に大規模なリニューアルを実施。丸窓や欄干風の装飾などが再現され、昭和初期の開業当時を思わせる趣ある外観へと甦りました。
駅前には南海りんかんバスのターミナルが広がり、壇上伽藍 や 金剛峯寺、奥之院方面へのバスが発着。ここを起点に、高野山の主要スポットへ出かけることができます。
南海高野線(橋本~高野山)の駅と周辺のスポットを紹介しました。高野線の各駅停車の運行間隔は30分~1時間なので、じっくりプランを練れば有効に時間を使いながら旅をすることができます。
さて、次は2026年4月24日から運行される新しい観光列車「GRAN天空」について紹介しましょう。じっくり楽しむには、一旦なんば駅まで行って、そこから乗車する方がいいですよ。
2026年4月24日運行開始
「GRAN天空(てんくう)」
南海なんば駅と極楽橋駅を結ぶ新しい観光列車「GRAN天空(グランてんくう)が、2026年4月24日から運行されます。
写真提供/南海電気鉄道
南海2000系電車を改装した専用4両編成で、ベースカラーは高野山の大門を連想させる落ち着いた深紅になっています。
【途中停車駅】
新今宮・天下茶屋・堺東・金剛・河内長野・林間田園都市・橋本・九度山
【発着時刻下り】なんば→極楽橋 ※抜粋
★GRAN天空1号
なんば発9:00→橋本発9:47(9:46)→極楽橋着10:30
★GRAN天空3号
なんば発12:45→橋本発13:31→極楽橋着14:20
【発着時刻上り】極楽橋→なんば ※抜粋
★GRAN天空2号
極楽橋発10:46(10:47)→橋本発11:30→なんば着12:13
★GRAN天空4号
極楽橋発14:58→橋本発15:46(15:43)→なんば着16:28(16:26)
※( )内は土日祝の時間
※2026年4月24日現在の時刻表です
【座席表】
2号車ワイドビュー
写真提供/南海電気鉄道
4号車グランシート・グランシートプラス
写真提供/南海電気鉄道
【料金】
★1号車リラックスシート・2号車ワイドシート
※表は大人1人の料金・運賃。乗車には乗車券(運賃)のほか、特急券(特急料金)が必要
(例)リラックスシートを大人1人で新今宮駅~高野山駅まで乗車の場合
1430円(運賃)+1700(特急料金)=3130円
※小児のみでは利用できません
※予約なく車内で1・2号車の特急券を購入する場合は、大人・小児ともに一律300円の加算料金が必要
★4号車グランシートグランシートプラス
■食事付き(フリードリンク)
運行時間に応じた食事と、沿線にゆかりのあるソフトドリンクやアルコール飲料をフリードリンクで楽しめるプランです。
<プラン名>
・モーニングプラン/GRAN 天空1号
・ランチプラン/GRAN 天空2号と3号
・アフタヌーンティープラン/GRAN 天空4号
モーニングメニュー(イメージ)
写真提供/南海電気鉄道
ランチメニュー(イメージ)
写真提供/南海電気鉄道
アフタヌーンティーメニュー(イメージ)
写真提供/南海電気鉄道
■(食事なし)ワンドリンク付き
沿線にゆかりのあるソフトドリンクやアルコール飲料の中から選び、ワンドリンクが楽しめるプランです。
<プラン名>
・ワンドリンクプラン
ドリンクメニュー(イメージ)
写真提供/南海電気鉄道
※料金には南海電鉄の各駅(一部を除く)~高野山駅間の運賃を含みます。
※グランシート、グランシートプラスは1シート4人掛けです。1シート2人から利用できます
(例)5人で乗車の場合、2人で1シートと3人で1シート(計2シート)の購入が必要です
※小児のみでは利用できません
※いずれも2026年4月24日現在の料金です
【予約】
「GRAN天空」予約・購入方法はこちら
【問い合わせ】
TEL 050-3090-2608(8:00~21:00)
写真提供/南海電気鉄道
「GRAN天空」は、南海なんば駅の0番線のりば(新設)から発車します。
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