翔の会 日々の実践を報告 関係者、一般ら約百人参加
社会福祉法人翔の会主催の実践発表会が1月26日、ラスカ茅ヶ崎で開催され、関係者、一般を含めおよそ100人が参加した。
今回は「さまざまな関係の中で私を生きる」をテーマに、写真展のほか、児童、障害の各部門で日々の実践発表が行われた。
児童部門では、重度重複の障害のある子どもが意思を示す際に出す微細なサインを感じ取るスタッフと、家族の思いとが共鳴し信頼関係が構築されていく様子を描いたドキュメント映像を公開。参加者の中には涙ぐむ姿も見られた。また障害部門では、外出し行方不明捜索を繰り返す利用者を制限せず、「施設から自由に出て行ける仕組み」づくりを紹介。発想の転換による新たな支援の在り方が示された。
担当者は「全体を通じて内容の濃い発表となった。参加された皆さんも真剣に耳を傾けていた」と話した。