「このシーンが撮れた瞬間、ガッツポーズした」杉咲花×安田顕の対峙シーンに大反響!『朽ちないサクラ』新場面写真
「孤狼の血」「佐方貞人」「合理的にあり得ない」など数々のシリーズが映像化されている、大藪春彦賞作家の柚月裕子の小説「朽ちないサクラ」(徳間文庫)が、主演・杉咲花で実写映画化。映画『朽ちないサクラ』が、現在全国にて絶賛公開中だ。このたび、杉咲花と安田顕が対峙する緊迫の場面写真が解禁となった。
警察内部の闇を炙り出す、サスペンスミステリー
本作は、柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」が原作となっている。主人公は、県警の広報職員という本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色の警察小説。発行部数は続編の「月下のサクラ」と合わせて累計45万部を刊行する人気シリーズだ。
主人公の県警・広報職員26歳の森口泉を演じるのは、若手随一の演技派として絶大な信頼を集める杉咲花。『市子』『52ヘルツのクジラたち』『片思い世界』と映画での主演が続く実力派俳優だ。単独主演作となる本作では、“事務職のお嬢ちゃん”が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく姿を繊細な演技で体現し、観客の目を釘付けにする。
メガホンをとるのは原廣利。『帰ってきた あぶない刑事』(現在公開中)の監督に抜擢された注目株だ。『ウツボラ』(23年/WOWOW)や撮影監督も務めた『日本ボロ宿紀行』(19年/テレビ東京)など多くのドラマ作品を演出し、長編映画は本作が第2作目となる。警察×サスペンス×ミステリーという王道のエンタテインメントに洗練されたノワールの味付けを施し、主人公が己の正義感に目覚めていく成長譚として見事に仕立てている。また、本作で音楽を担当したのは、放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で音楽を担当する森優太。原廣利監督の映像と森優太の音楽が全編にわたり見事に重なり合う。
原廣利監督「このシーンが撮れた瞬間、ガッツポーズした」
6月21日(金)に全国劇場公開するやいなや、俳優陣の演技に「鳥肌が立つ」と称賛があつまる本作より、特に反響の多かった杉咲花と安田顕がみせる緊迫の対峙シーンの場面写真が公開された。
杉咲演じる森口泉と安田演じる泉の上司・富樫は、事件がすべて解決したら酒でも飲もうと約束していたが、料亭で顔を突き合わせる2人の表情は固く緊張感が漂っている。泉は目に零れ落ちそうになる涙を堪え、真っ直ぐに富樫を見つめ、一連の事件を捜査した結果を話はじめる。酒を注ぎながら静かに耳を傾ける富樫。しかし、このあとの衝撃のストーリー展開に、SNSでは、「2人の迫力に圧倒され、その時の花ちゃんの目がまだ忘れられない」「杉咲花の心の揺らぎに真っ直ぐな芝居に釘付けになる」「安田顕の存在感がすごい」「最後まで気が抜けない」との声が続出するシーンとなっている。
このシーンを撮るために20ページにも渡る台本部分を長回しで撮影したと明かす原監督。「このシーンが撮れた瞬間、ガッツポーズしましたね。本当にいい映画になるなって。あれだけシリアスなお芝居をしているのに、少し離れた部屋のモニターで見ていて笑ってしまいました。なんて素晴らしい芝居するんだと」と原監督にとっても渾身のシーンとなっている。
さらに、登場人物それぞれの立場での“正義”がぶつかり合う本作は、視点を変えると物語の見え方も変わってくることもあり、「違う視点で観るとまた別のおもしろさがあるサスペンスミステリー」「はじめからもう一度観たいのでまた劇場行きます」「何が正解だったのかといろいろ考えてしまう」「何度でも観に行きたい」とリピート客が早くも続出している作品となっている。
泉と富樫が対峙する衝撃のストーリー展開とは—。そして、全ての事件が重なる時、泉はどんな決意を胸にするのか—。
『朽ちないサクラ』は絶賛公開中