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Momoka Japan 来日外国人に伝えたい“日本食”の魅力「何が食べたい?」から始まる出会い

フジテレビュー!!

Momokaさんが、自身のYouTubeの初コミカライズへの思いを語りました。

【写真】書籍を持ちほほ笑むMomoka

京都府出身のMomokaさんは、21歳のときに、カナダで初めて外国人のリアクション動画を撮影。YouTubeチャンネル「Momoka Japan」を立ち上げて、YouTubeデビューしました。

動画初投稿から約6年間、外国人観光客たちが高い関心を示す“日本食”を味わってもらい、そのリアクションを伝える動画などを約600本以上投稿。登録者81万人超の人気YouTubeチャンネルとなっています。

初来日の外国人に「うなぎ」を食べてもらう動画は、700万再生を超えるなど、注目度の高い動画を数々公開している「Momoka Japan」。その中から選りすぐりのエピソードをコミカライズした「Momoka Japan 外国人が日本食を食べたら感動が止まらない」(講談社)が、12月14日に発売。

日本人にとっての日常食を、訪日客が心から楽しんでいる様子を見られるとともに、改めて日本のよさを再確認できるグルメコミックです。

フジテレビュー!!では、12月25日に行われた書籍発売会見後のMomokaさんにインタビュー。動画制作を始めたきっかけや、“日本食”への思い、今後の活動など聞きました。

「Momoka Japan 外国人が日本食を食べたら感動が止まらない」カバー
(c)Momoka Japan・稲谷/講談社

<Momoka インタビュー>

Momoka

――コミカライズのオファーを受けた際はどう思いましたか?

まさか自分が漫画化してもらえるなんて…。私自身、漫画を読んで集めるのが大好きなんです。なので、すごくうれしかったです。

(出来上がった本を)実際に手に取って、「絵柄がめっちゃかわいい!」と思いました。漫画化したことによって、日本食を食べた外国の方の反応や表情がすごくかわいく描かれていて、読むとたくさん魅力が伝わってくるので、それがよかったです。

――周囲の反響はいかがでしたか?

母ももちろん買ってくれはったし、母の周りの友人たちもみんな買ってくれはって、すごくうれしいです。みんな「かわいい」と言って、読んでくれています。

あとは、Instagramをやっているんですけど、早速、読んでくださった方からDMをいただいたり、メンションをいただいたりして、ありがたいです。

――再生回数700万を超えた「うなぎ」を初めて食べてもらう人気動画「日本に来て1日目!初めて食べる日本食に感動が止まらない」の回も収録されていますね。

はい。あの動画を撮影してから1年くらいが経ったんですけど、その外国の方がまた来日してくれはったんです。

その様子も動画として公開しているのですが、その時にこのコミックを渡すことができまして。「まさか自分たちが漫画化されるなんて、思わなかった!」と驚いていました(笑)。

あとは、「すごいね。前よりずっと成長していて、誇らしいわ」と言っていただけて、うれしかったです。(漫画を読むために)「日本語を勉強する。いい教科書になる!」とも言ってくれました。

(c)Momoka Japan・稲谷/講談社

――Youtubeチャンネル「Momoka Japan」を始めたきっかけは?

大学在学中に1年間休学をして、カナダで働いたんです。

社会人になったら1年間も休むことはなかなかできないので、「就活前にやりたいことをやっておこう」という気持ちで行ってきました。

当時から、英語や日本の食について興味がありましたし、YouTuberにもなりたかったんです。

(カナダ在住中に海外や日本の)お菓子を食べるリアクション動画をあげました。それが、チャンネル設立のきっかけです。

――チャンネルを立ち上げて約6年が経ちますが、これまで続けてこられた原動力は何ですか?

やっぱり、“お菓子動画のリアクションがうれしかったから”というのが大きいですし、(動画内容が)自分の好きなことを集めてやっているので続けられていますね。

最初は、日本のお菓子などのリアクションを撮っていましたが、角度を変えて自動販売機や、コンビニの商品を取り上げるようになり、徐々に日本食(のリアクション動画)になっていきました。

――外国人のコメントの字幕に、関西弁が使われることもありますが、Momokaさんには英語がそのように聞こえるのですか?

話しているときは、そのまま日本語の文章で頭に入ってくるんですけど、編集していると関西弁に聞こえることもありますね(笑)。

日本人から「日本のよさに気づけました」とのコメントも多数

――動画に出演してもらう外国人は、Momokaさんが道行く人に声をかけるそうですね。

声をかける際は、海外の方に限らず、皆さんそうだと思うんですけど、失礼のないように礼儀正しくお願いしています。(動画撮影時とは違い)落ち着いたテンションで声をかけています(笑)。

なので、最初はめっちゃ落ち着いて話していたのに、撮影が始まると私のテンションが上がって、ビックリされます。

――声をかける人に特徴的なものはありますか?

「あっこの人!」と思ったらすぐに声をかけちゃいますね。一期一会のような感覚です。

ただ、日本に住んでいる外国の方と、そうでない方の見分けはつくようになりました。

日本に住んでいる学生の方とかは、お洒落に気を遣っていると言いますか、日本っぽいファッションをしていて、服装が全然違うんです。

あとは、旅行で来られた方は大きなリュックを背負っていたりするので、日本に住んでいる、住んでいないは何となく見たら分かります。

――新宿や渋谷をメインに撮影をしている理由はありますか?

新宿、渋谷にこだわる必要はないんですけど、自分のホームのような感覚がしていて、動きやすいので選んでいる感じです。

――登録者数が61万人を超えると、逆に外国の方から声をかけられませんか?

外国の方からは、声はかけられないんですけど、日本の方からは渋谷に立っていると声をかけてもらえたりします。

声が特徴的なのか、撮影で声を出すと、すれ違った人が戻ってきて「えっ?Momoka Japanの声!」って(笑)。うれしいです。

――どのような視聴者層が「Momoka Japan」を見ていますか?

40代~50代の方が多いです。その年代の方は、日本に誇りを強く持っているんだと思います。

動画のコメントには、「日本のよさに気づけました」とかが多いですね。

私は、(声をかけた外国の方に)まずは一緒においしい日本食を食べて、喜んでもらいたいんです。

そして、動画を見てくれる人に日本の素晴らしさを伝えたいというのがあります。

――公開した動画はどれも再生回数が多いですが、人気の理由はどこにあると分析しますか?

分からないですけど…。

撮影や編集はめちゃくちゃ楽しくて、そういう動画は多くの人に見てもらえている印象がありますね。

自分が楽しいと、やっぱり見てくれる人も楽しく見てもらえるんだと思います。

――Momokaさんが伝えたい“日本食”とはどのようなものですか?

海外では、日本食はすでに人気ジャンルだと思うのですが、メインになるのは、寿司やラーメンだったりします。

なので、撮影させてもらう人たちには、もっといろいろな日本食を知ってもらいたい。基本、声をかけた外国人の方にはまずは「何が食べたい?」と聞いてから、その日食べる料理を決めています。

そこから知っているお店や、その場で調べたりして選んでいます。同じお店にリピートすることも結構あります。

お店の方に「Momoka Japanです」と言ったことはないので、「よく外国の方とくる子だな~」と思ってはるかもしれないです(笑)。

「うなぎ」の回に出てくれた外国の方には、もともとトンカツをすすめるつもりだったのですが、前日に食べたとお聞きしたので、「食べたことない日本食を食べようよ!うなぎはどうかな?」と提案したんです。

そうしたら、「なにそれ!?絶対食べられない!でも興味ある」と言ってはったから「じゃあ、うなぎ食べよう」と。食べてくれたリアクションを見て、「本当にうなぎを選んでよかった~」と思いました。

日本食の国別リアクション「おいしいものは、どの国の人が食べてもおいしい」

――思い出に残っている“すすめてよかった日本食”はなんですか?

和牛、かぶと煮、カマ焼きとか見た目の迫力がスゴイのは、怖がりはるんやけど、食べてみたら「えっ、こんなにおいしいの?なんで今まで食べてなかったんだろう」と驚いてくれるので、うれしいです。

和牛を食べて(感動して)泣いてくれた人もいて、かわいかったです(笑)。

――「こんなに驚くんだ!?」というリアクションがあったのは?

例えば、銀杏、ごぼう、レンコンとか、日本以外ではなかなか食べない食材を紹介したときに、すごくよろこんでくれます。

サツマイモとかもそうですね。海外のサツマイモと日本で品種改良されたサツマイモは、全然味が違うんです。

今まで知らなかったことを知るとき、「みんなうれしいのかな?」と思います。

――いろいろな国籍の方が出演していますが、国によってリアクションに違いはありますか?

国別というよりは、皆さん(味を)感じるポイントが違うんです。

でも、おいしいものを食べたときのリアクションは一緒なんです。おいしいものは、どの国の人が食べてもおいしいのだと思います。

――今後紹介してみたい日本食はありますか?

大体やり尽くした感じはしているのですが…なんやろな。ご当地グルメとかいいかもしれないですね。

ただ、北海道に旅行したことがあって、そこで食べるもの全てがおいしくて、「ここでめっちゃ撮影したい!」と思ったんですけど、外国の方が見つけられなかったんです。

新宿や渋谷と比べると、やはり少なくてビックリしました。

ロケは、外国の観光客の方がもっと地方に行ってくれないと難しいと感じてしまいました。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

「Momoka Japan」のコミックを、チャンネルを少しでも応援してくださっている方たちに届いてほしいです。

「Momoka Japan 外国人が日本食を食べたら感動が止まらない」は発売中(電子書籍版も同時発売中)。

原作:Momoka Japan
漫画:稲谷
定価 1320円(税込)

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