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【佐倉市】千葉県水産総合研究センターで淡水魚ホンモロコの養殖支援

ちいき新聞

【佐倉市】千葉県水産総合研究センターで淡水魚ホンモロコの養殖支援

ホンモロコの養殖が千葉県内で進められています。

関西では人気がありますが、関東では知名度が低いです。

佐倉市の千葉県水産総合研究センター内水面水産研究所では、おいしい魚として養殖の普及に取り組んでいます。

早い成長が特色 近年、養殖を開始

成長すると体長7、8cm、体重3、4gになります。

比較的丈夫で、簡単な施設で養殖できるのが特徴で、千葉県内の休耕田などを利用して飼育されています。

成長が早く、春に産卵し、11月には成魚になり、出荷できます。

泳いでいるホンモロコ

川魚の臭みがなく、コイ科の中でも特においしいといいます。

塩焼き、から揚げ、甘露煮などが人気で、内臓を取らずに頭から食べられます。

ホンモロコの素焼き

関西の淡水魚として知られますが、関東では近年、養殖が始まりました。

千葉県では2002年から養殖技術開発に着手しました。

成田市内のホンモロコ養魚池

休耕田を利用した養殖池は、水深約40〜50㎝で、防水シートを張り、排水管を設置します。

水は地下水を使います。

内水面水産研究所が採卵し、卵を販売します。

事業者は卵を購入して、所有するふ化槽に入れます。

ふ化後は飼育水槽に移し、育てます。

餌は水田に生息するワムシなどの動物プランクトンです。

ワムシが少ないと稚魚が死んでしまうため、ワムシの餌になる植物プランクトンの発生を促す鶏ふんをまくこともあります。

ワムシを安定して食べさせるのが飼育のポイントといいます。

県内13業者が養殖 熱意ある希望者

現在、県内では印西、成田、市川、市原、柏市などの13業者が養殖しています。

年間で合計約1tの生産量です。

しかし、認知度が低く、販路が確立していないため、自家消費が中心となっています。

印西市岩戸の農業松丸秀一さんは休耕田を利用して養殖しています。

「きちんと餌を与えることが重要だ。地域の活性化につながればと、取り組んでいる」と意欲的です。

内水面水産研究所主幹・藍憲一郎さんは「養殖を始めたいという熱意がある希望者が多いです。今後も事業として継続していきたい。関東でも多くの人にホンモロコのおいしさを知って貰えるよう県も応援したい」と話します。(取材・執筆/ソバ)

問い合わせ

千葉県水産総合研究センター内水面水産研究所

電話/043-461-2288

千葉県農林水産部水産局漁業資源課

電話/043-223-3037

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