薫子の誕生日、凛太郎が用意したプレゼントは……──2025年夏アニメ『薫る花は凛と咲く』第11話「ぬくもりのひとくち」を振り返ろう! 次回の注目ポイントもご紹介!
2025年7月より放送中のTVアニメ『薫る花は凛と咲く』。原作は三香見サカ先生による漫画『薫る花は凛と咲く』で、週刊少年マガジンの公式アプリ「マガジンポケット」で連載中の人気作品です。
底辺男子校と呼ばれる千鳥高校に通う紬凛太郎と、隣に建つお嬢様校・桔梗女子に通う和栗薫子が、凛太郎の実家のケーキ屋で出会い、心を通わせていく学園青春物語です。
9月13日には第11話「ぬくもりのひとくち」が放送されました。前話では、凛太郎たちが6人で勉強会を実施。その甲斐あって無事赤点なしで期末試験を終えた凛太郎たちは、間近に夏休みに心を弾ませていました。そんなとき、凛太郎は来たる7月22日が薫子の誕生日だと知り、プレゼントを考え始めます。
本稿では第11話「ぬくもりのひとくち」を振り返り! SNSの反応などに触れながら内容を振り返っていきましょう。さらに、第12話の注目ポイントもお届けします!
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
思いを込めた凛太郎手作りのバースデーケーキ
昴から薫子の誕生日を聞いた凛太郎は何か贈り物をしようと考え始めますが、ケーキ以外のものが思い浮かびません。しかし、実家のケーキはいつも買ってくれているもの。そこで母・杏子の助言で凛太郎自身がケーキを作り、贈り物にすることを決めました。
指導を頼んだのはパティシエである父・圭一郎です。今回初登場となった父の姿に「凛太郎のお父さんかっこいいし声もいい!」と反響が寄せられていますが、格好良いのは姿や声だけではありません。
友達の誕生日を祝うためにケーキ作りを教えてほしいと頼む息子に対し、「どんなケーキにしたい?どんなことを伝えたい?食べた時にどんなことを思ってほしい?その人のために作るんだろ?大切なことは何だ?」とケーキに込める想いの大切さを伝えます。
お父さん自身もそんな想いを込めていつもケーキを作っているのでしょう。薫子がこのお店のケーキの虜になっているのも納得ですね。
その後、薫子の誕生日までの2週間、みっちりケーキ作りの特訓に打ち込んだ凛太郎は、ついに当日を迎えます。アニメでは、原作にはなかったケーキ作りの工程が描かれており、「見入ってしまった」という声も。
また、「ケーキを作ってるときの凛太郎の真剣な横顔がかっこよかった」という感想も多く寄せられています。前話では試験勉強に真剣に取り組む薫子の横顔が描かれましたが、ひたむきな凛とした横顔にはグッとくるものがありますね。
無事、父の合格をもらった凛太郎は、ケーキを手に薫子に会いに行きます。2週間一生懸命取り組む姿を見守ってきた両親は、息子の成長と変化を喜んでいるようです。
「凛太郎の両親本当にかっこいい親や」「万感の思いだろう両親の気持ちを考えて涙」と視聴者までも胸をいっぱいにしています。
ケーキを受け取った薫子の反応は…?
凛太郎が想いを込めたバースデーケーキ。悩みに悩んで決めたそのプレゼントチョイスは大正解で、可愛くおいしそうなケーキを目にした薫子は大喜びです。常連である自分が見たことのないケーキに「もしかして新作!?」と訊ね、返ってきたのは「俺が作った」という思いもよらぬ一言でした。
それを聞いた薫子は、凛太郎の真剣な想いを感じ、気持ちが込みあげ、すぐに言葉にできない様子。夜に電話で感想を伝えることを約束し、薫子は帰っていきました。
自宅に戻った薫子は、さっそくケーキをひとくち。その味はおいしいだけではなく優しさを感じるもので、心が温かくなるのを感じる薫子。そのぬくもりがまた彼女を好きな人に会いたくさせるのでした。
その夜、約束通り電話をくれた薫子は、開口一番「ケーキ!すっごく美味しかった!」と伝え、凛太郎はその一言にホッと胸をなでおろします。電話を終えた凛太郎は即座に父の元に行き、ケーキを喜んでもらえたことを伝え、「ありがとう」と感謝の言葉を続けました。
「ケーキもらったときの薫子嬉しそうで可愛かった~」「好きな人が自分のためにケーキ作ってくれるなんてそりゃ嬉しいよね」「ケーキだけじゃなくて凛太郎の思いも受け取る薫子が素敵だった」「薫子の幸せそうな顔が見られてこっちも幸せ」「凛太郎も薫子も両親もみんないい人で心が浄化される」とSNSにもたくさんの感想が寄せられています。
凛太郎は薫子にまたケーキを作ることを約束。そのために夏休み中はケーキ屋の手伝いをしたいと凛太郎自ら申し出たのです。凛太郎の将来が少し垣間見えたような気がしますね。
親友を想う昴が尊い……
本話のMVPは保科昴であることに異論を唱える方はあまりいらっしゃらないのではないかと思います。なにせ、昴が気を利かせて凛太郎に薫子の誕生日を教えなければ実現しなかったことなんですから。
しかも、誕生日当日に友達との予定が入りそうになったのを回避させたのも昴。ナイスアシストでしたね。
昴が取り計らってくれたことに気付いた薫子が電話をかけてきた際に「好きな人の話をするあなたをもっと見たいなって思ったから」と話す昴の優しい声が堪りません。
視聴者からも「11話の昴の言動がどれを取っても素敵すぎて…」「昴ちゃんナイスアシスト~!」「昴なんていい子なんだ」「昴、本当に薫子が大事なんだなあ」と親友想いの彼女に賞賛の声がたくさん寄せられています。
原作コミックスには、薫子の誕生日を教えた際の昴側のストーリーも収録されており、意を決して凛太郎に連絡をした彼女の奮闘も描かれています。こちらも胸が温かくなる物語ですのでぜひ読んでみてくださいね。
次回の見どころ
待望の夏休みに突入した凛太郎たち。凛太郎と薫子、宇佐美、夏沢、依田、昴の6人は海へ遊びに出かけます。OPアニメーションでもその様子が少しだけ登場していますよね。
夏の海で楽しく過ごす彼らでしたが、昴だけは少し違う様子。どうやら悩みを抱えているようですが……。そして、日が暮れた海で花火を楽しむ6人。絶好のシチュエーションでどんなことが起こるのか……見逃し厳禁です!