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杉本昌隆、藤井聡太八冠の少年時代を語る

文化放送

12月18日の「おとなりさん」(文化放送)は、棋士の杉本昌隆さんが出演。藤井聡太八冠の師匠でもある杉本さんが、将棋の基本の基本や少年時代の藤井聡太さんについて語った。

文化放送・坂口愛美アナ「藤井聡太さんはどういう経緯で杉本さんの弟子になったんですか?」

杉本昌隆「奨励会の試験を受ける時に、お母さんと一緒に聡太少年が私の元を訪ねて来られて、“奨励会の試験を受けたいので師匠になってください”とお願いされました」

坂口「それまでに交流はあったんですか?」

杉本「研修会っていう、将棋を熱心にやりたい少年少女が集まる場があるんですけど、そこに習いに来ていた少年でした。私はそこの幹事をやっていて、学校の先生と生徒のような関係でした」

坂口「小さい時から強かったんですか?」

杉本「ひときわ輝いていてこの子は違うな、必ずプロになれるという感じで見ていました。こちらが勉強になる手をそのころから指してました」

平子祐希「棋士の目から見て、この子、光ってるなというのはどういうところですか?」

杉本「基礎体力的な部分というか、小手先の技じゃなくて、先まで深く読めるとか、持ってるポテンシャル、潜在的な部分ですね」

坂口「杉本さんは“師匠はつらいよ”という本を出されています。この中で、藤井聡太少年と杉本さんが対局して負けたという話がありますね。この時は、どういうお気持ちだったんですか?」

杉本「そもそも師匠はプロ、弟子はプロを目指す子で、師匠は負けるわけないんですよ。でも私は、小学4年生の藤井聡太少年に負けました。弟子が強いのは、師匠としてうれしいんですけど、ちょっと自分が落ち込んだというのはありましたね」

平子「そういう時、強がったりしたらだめなんですか?よくぞそこに気付いたみたいな」

杉本「そういう人もいますよ。うまくやったね、みたいな感じで。自分はそれはできないです」

平子「いるのはいるんですね。俺、そうやっちゃいそうだな~(笑)」

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